グリュフォンの卵(ハヤカワ文庫)マイクル・スワンウィック

2007年05月05日 | 読んでみました
読みにくい…

訳がアレなのか、元々の文章がアレなのか
そもそも翻訳向きではない文章なのかは判りませんが
アレでした…

グリュフォンの卵

特に「騙された!」って気はしてないのですが、
帯のアオリに惹かれて買っちゃったっつーのが何だかな…

いや、
「いま最も注目されるSF作家の名品の数々をご堪能あれ!」
という表紙側のアオリに罪は無いんですよ。

何故なら日常的に小説を購入している人なら
この帯の情報量がゼロである=無視して良い
という事を無意識で判断可能だから。

が、裏表紙側の帯が犯罪級。というか釣られた…
「あなたの人生の物語 絶賛発売中」って…
いや~、つい買っちゃいました。

だって、久々に興奮するSF作家に出会って
新しい作家さんを探すかな、という気分が増しているトコロに
興奮させられた小説が帯に載っているとなると
買わざるを得ないっつーか
つか、買うよね。こんな帯ついてたら。反射で買うよね?

で、アレでした…
駄目っつーか、ニガテなんですよ…
単語だけSF風の作品って…

一冊前に読んだ「あなたの人生の物語」も確かに
「単語だけSF」なSFの類なのですが、
文章が上手かったので、小説として楽しめたし
論理展開に手抜きが無かったのでSFとしても
OKだったのですが、この小説には両方無いし
アイデア的にもアレレなカンジという…

私的SF面白ポイントである
・文章力
・SF力(論理展開編)
・SF力(アイデア編)
のどれか一つでもOKが出れば、もう少し読み易かったのに…

この短編集に載っている作品の中には
ヒューゴー賞受賞作も、スタージョン賞受賞作も
入っているらしいので、
人によっては面白く感じるのかもしれませんが
どうしても乗りきれませんでした…

どれかオススメって言われると、
最初の作品の「ギヌンガガップ」が
アイデア的にギリOKってカンジかな…
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする