西湘ケチおばRIN

こういうものが欲しい!を中心に
(読書はたいてい借り物で…)

「応仁の乱」

2018-05-04 08:18:12 | 

大変、興味深く、面白く読んだ。
こちらのベースの知識が乏しく、人物がいっぱい出てくるので、
「誰だっけ…」

応仁の乱 - 戦国時代を生んだ大乱 (中公新書)
呉座 勇一
中央公論新社

ただ。
読んでいるうちに、ふと。

(現代の国会議員選挙や、地方選挙に似ている…)

入り乱れる、地元利害関係。
表向きの党派・看板はあるが、本当のところ、現実にはそれらはどーでもいい。

まずは、選挙区で選ばれねばならない。
同じ地元・同じ選挙区同士で戦い続ける議員同士は、政党云々をこえ、ほんとに熾烈な関係らしい。
同じ党派でも選挙区がダブると、もう敵だ。

中世の大名や大小集団の方が、
「ほんとに地元で生き抜く必要がある」分、正直でまともかもしれない。

現代の政治家は、抽象的なまでに、票がほしいだけ。

昔が今に似ているのではなく…人間がかわらない分、むしろ、いびつになっているのかも…。

特に、選挙前には、不利な政策は話題にしないしね

地域差より世代差、グローバル化著しい今、現行の仕組は、もう合ってない気がする。

 

野党欠席で「空回し」 働き方改革法案が審議入り

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古いイギリスのやつ

2017-10-08 18:34:38 | 

一時いろいろ読んだ結果、
「イギリスものが、好きみたい…」
と思った。
ちょっと、ご無沙汰。

シャーロック・ホームズも、大人になって読み返すと、オモシロイ。

オックスフォード運河の殺人 モース主任警部 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
大庭 忠男
早川書房
ダルジールの死 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)
松下祥子
早川書房
女には向かない職業 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
小泉 喜美子
早川書房
緋色の研究 新訳シャーロック・ホームズ全集 (光文社文庫)
日暮 雅通
光文社

 

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サピエンス 上

2017-09-05 19:12:35 | 
サピエンス全史(上)文明の構造と人類の幸福
柴田裕之
河出書房新社

図書館で順番を待って、借りた。
この歳になると、こんなテイストの本、いつか読んだなー、て感じ。

著者ユダヤ人。
「何もかもイメージで作られる神話」てことを、イスラエルを含む各国・各宗教信者に普及させてくれれば、戦争の80パーセントはなくなるんじゃない?
ま、北朝鮮は別として。

しかし…。
P163『…同時多発テロのあった2011年9月11日に自分が何をしていたか回想し…』

2011年???
考えちゃったよ。
誤字か誤植か。
2001年だよ!
ワタシが読んでいるのは、第8刷。

著者、訳者、編集者、誰も気づかんのか。
みんな、そんなに若いのか。
近頃の本は、これだから…。

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はじめての金庸

2017-01-25 07:47:03 | 

名前は知ってた、中国の作家。
映像化も、いっぱいされている。

ふと読んでみたら…。
おもしろいよっ。

書剣恩仇録〈1〉秘密結社紅花会 (徳間文庫)
岡崎 由美
徳間書店

未読の作品もまだいろいろあると知り、楽しみ。
…今、読書する時間があまりないけど…。

漢字がいっぱい出てくる。
中国では、どんな字で印刷されるのだろー。

大勢の武人が、入り乱れ、かなり高速で戦う。
その中にときどき、ひょっこり太極拳の技が!
え、ここで「雲手」で対抗? あたし、そんな高速でできなーい。

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「三銃士」を読んでみた…

2016-11-20 11:05:38 | 

NHK海外ドラマ枠で放送した、BBC版「三銃士」が結構よかった。
いちいち弾をこめなきゃならない銃と、剣との組み合わせの殺陣も、新鮮だった。

で、原作を読んでみようかと…。

三銃士 上 (角川文庫)
竹村 猛
角川書店(角川グループパブリッシング)

読み始めて…いかん、やっぱ読みにくい、古典はこれだからっ。
どうしても、その後の多くの文学作品に影響を与えるので、本当はこっちが底本でも、「どっかで見た」みたいなことになってしまう。失敗だったかと思ったが…。

わりとすぐ面白くなった。
現代人ならありえない発想や価値観で、人々が動いていくのが、オモシロイ。

三銃士 中 (角川文庫)
竹村 猛
角川書店(角川グループパブリッシング)

どんどん読み進み、第三巻。
えっ、キリスト教の「新教徒」って、こんな感じにバッサリ書かれるもの???
…何につけ思うことだが。
キリスト教の歴史をよくよく振り返ってから、イスラム教について考えよう…。

三銃士 下 (角川文庫)
竹村 猛
角川書店(角川グループパブリッシング)

 

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ぴあ平塚食本

2016-08-27 23:38:32 | 

図書館にリクエスト出して、延々と待って読んだ。
地元・平塚。ふだん、ネットとリアル口コミと…親の代からの「入ってない店には一度入ってみる」性格のおかげで…。
あまり目新しくもなく。
刊行から月日がたち、もうしまってる店もある…。

ぴあ平塚食本 (ぴあムック)
ぴあ
ぴあ

このブログや口コミサイトに、自分の意見をほとんど書かないのは…。
「☆をいくつ付けていいか、わからん(いつ☆5つ付けていいか、棺桶に入るまでわかんない感じ~)」
のと、「あくまで個人の感想を書けばいいのに、踏み切れない性格から」…。

そういえば、昔から、
『すっごく美味しいの、みつけた!』
と、ゆーよーな言い方のできる店や商品を知らなくて、「自分は美味しいけど、ひとはどうかな」と思ってしまう気質。

亡母もそうで。
「あんな風に人に勧められるお店、知らないなあと思うけど、あれは、勧められるか、できないか、性格だね」
と、母子でようやく悟った時期も…。

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ユニオン・ジャック物語

2016-06-24 21:02:54 | 

スコットランド独立?

結構最近(?)まで、戦争して、「一応ひとつになった」国だし…。

ユニオン・ジャック物語―英国旗ができるまで (中公新書)
森 護
中央公論社
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最速でおしゃれに見せる方法

2016-06-09 23:30:24 | 
最速でおしゃれに見せる方法
MB
扶桑社

読んだんです、これ。
たまにネットで記事を読んだ人のだったので。

なーんとなく、わかる。
なーんとなくわかっていたことを、ちゃんと言葉にしていただきました。
ちょっと前の女子高生の、ルーズソックスとか。

「男性の普段着、アメカジに寄り過ぎ」とかねー。

うん。
それがダサい、特に「もう若くない年頃」になると!

こんなに高齢化しているのに、「おしゃれ」と言わないまでも、おかしくない「中高年男性の普段着」、わりと売ってないよね。
おかしいよ。
売ってください…。

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サマータイムで寿命が縮む

2016-03-30 09:31:44 | 

これも、この本の一部。
しかも、「座らない」と同じく、ひとつのチャプター。

不規則なシフト勤務や、睡眠不足が、能率低下や不健康を明らかにまねく。

座らない!: 成果を出し続ける人の健康習慣
牧野洋
新潮社

今の「あおり」で売れ行きがにぶり、また日本でサマータイム導入が強制されるようなときは、ぜひともタイトルと表紙をこっちにかえて、売ってほしいものだ。

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座らない!成果を出し続ける人の健康習慣

2016-03-30 09:27:24 | 

原題は「EAT MOVE SLEEP」。
そーです、「座らない」のは、ほんの・ほんの・ほんの一部!

座らない!: 成果を出し続ける人の健康習慣
牧野洋
新潮社

まったく…タイトルとあおりだけで、できているような本。
しかも、こちらの年齢のせいか、どこかで聞いたようなことばかり。

でも、「睡眠は贅沢ではなく必需品」とか、人を使う経営者に読んでほしいようなことは、ある…。

5人の人事担当者が激白「長時間労働のリアル」座談会

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チューダー王朝弁護士シャードレイク

2016-03-26 20:59:36 | 

ドラマに追われる毎日。
やっと、推理小説を読んだ。
しかも、久々に面白かった。

チューダー王朝弁護士シャードレイク (集英社文庫)
C.J. Sansom,越前 敏弥
集英社

たまたま読んだ本なのだが…。
16世紀イングランド。宗教改革まっさかりではあるが、ヘンリー8世離婚が発端の、あんまり宗教的でない、ローマカトリックからの離脱の時代の、修道院で起きた殺人事件。

ワタシは、ぼやっと新年に神社に行き、家族には仏式の葬式をし、お寺にお墓のある、たぶんわりと一般的な、ぼやっとした日本人。
しかし…。

歴史上、キリスト教には、野蛮で残酷な面が、ぜんぜん否定できない。
宗教というのは、そういうものかもしれない。

今、イスラームから発するテロに、世界は見舞われている。
だけど、たぶん、決して宗教だけが原因ではないし。
そのことを、忘れないようにしたい。

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「精霊の守り人」あたしだけじゃなかった

2016-03-13 23:55:47 | 

ドラマ「精霊の守り人

何年も前に、甥1号が「読みなよ」と、この本を勧めて、貸してくれたのに、挫折して、冒頭しか読まなかった。

精霊の守り人 (新潮文庫)
上橋 菜穂子
新潮社

ドラマ化された。うっかり見てしまう前に、やはり読もうと、二階へ借りに行くと。

「あ…あれ、今、お母さんが読んでる」
「1巻を?」
「そう。あ、ドラマになるから、読みたいの?」
「うん。じゃ、お母さんのあと、貸して」
「わかった」

お母さん、つまり義妹も、ドラマになるから先に読もうと思ったらしい。
アタシだけじゃなかった。

タイトルとか、すっかり忘れてしまったのだが。もっと昔、たしか、オーストラリアの白人作家による、現代アボリジニのファンタジー小説を読んだことがあり、なかなか面白かった。
そのせいか、「精霊の守り人」にうまく入っていけなかったのだか…。

綾瀬はるか、ドラマ『精霊の守り人』の激しすぎる撮影に「心が折れました」

それにしても…。
「八重の桜」のときも、「綾瀬はるかの胸が揺れる」ことばかり期待する記事を読んだ。
今回も、なんか、そんな記事を読んだ。

自分が男じゃないせいか。
綾瀬はるかの胸が揺れるかどうかなんて、全然興味ないなー。
男性は、みんな、ドラマそのものより気になるのかなー。

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探偵の探偵

2015-09-26 23:58:54 | 

視聴率だけで判断するな 北川景子、唐沢寿明は録画で人気

そーかー。
この原作が、あのドラマになったのかー。

ドラマ、もうちょっとスタイリッシュでもよかったんじゃないかなー。

原作では、ヒロインがスカートはいてるケースが多い。
スカートで殴り合い。
よかったんじゃないかなー。

探偵の探偵 (講談社文庫)
松岡 圭祐
講談社
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フランス人は10着しか服を持たない

2015-07-27 06:36:43 | 

また…つまらぬものを読んでしまった…。
図書館で借りたから、いいけど…。ベストセラー本だったから、なんとなくリクエストしていたのだが…。

アメリカ人の書いたものとは、知らなかった。読んでいても、ほんとにアメリカ人かよ、と思う。ま、昔から、アメリカ人はヨーロッパに憧れる面があり、自国の歴史が浅いかららしい。
日本の、断捨離とか、「ていねいな暮らし」系のものとだいたい同じだ。若い人には新鮮かもしれないが、この年になると、「何度も来た波の、何度目か」だ。読み通すのに、忍耐が必要だった。

ひとつだけ、参考になった。

フランス人は10着しか服を持たない~パリで学んだ“暮らしの質"を高める秘訣~
神崎 朗子
大和書房

フランス人は…というか、「著者が学生時代にホームステイしたフランス人の家庭」が、ほとんどのネタなのだが。それをフランス人一般と考えていいとして…。

あちらでは、熱をはかるとき、体温計をお尻の穴に入れる。
間違っても、著者のように、口にくわえてはいけないっ。

…脇の下にはさむのは、日本だけなの?

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「火花」読んだ

2015-07-23 22:09:05 | 

雑誌「文学界」を図書館に予約し、5人待ちぐらいで、入手。
(リクエストした時、ハードカバーはまだ図書館になかった…)
ようやく読み終わり、返却日にまだ余裕がある。家族の誰かが読みたいのではないかと、玄関に置いておいたところ、案の定、希望者がおり、まわした。
「ハードカバーを予約したんですけど、100人待ちレベルで…」だ、そうだ。

老父いわく。
「これで、ますます本が売れなくなるな」

いや、ワタシはいっぺん図書館で読んだあと、欲しければ、あらためて買うよ。なぜならば、いっぺん買ってしまった本を手放せない、旧式な人間だから。

でも、純文学というものは、久しく読んでいない。
芥川賞受賞作も、相当久しく読んでいない。雑誌「文学界」なんて、読んだ記憶もない。

それを踏まえて。

文學界 2015年 2月号 (文学界)
文藝春秋
文藝春秋

ピース又吉という芸人さんに、ワタシはもともと好感を持っている。「火花」に、ピース又吉の、純文学への素直な「愛」は感じた。ただ、ピース又吉の作と知らなかったら、読んだかどうか、読み通せたかどうかは、ビミョーだ。

本作の日本語の…いわゆる純文学の言葉のわかりにくさについて。最初の2ページぐらいで、
(どうなんだ、これ?)
と、困惑もした。
今回たまたま、めったに見たこともない雑誌「文学界」を借りたわけで、いい機会だから、雑誌の他のところも、なるべく読んでみた。で、どうやら、全体にそういう面があり、「火花」だけがわかりにくいわけじゃない、てことは確認できた。

どうも純文学とやらの世界は、「純文学オタク」の世界みたいだ。

自称・頑固おやじのこだわりの蕎麦屋が、結果、ひとりよがりな小空間になっちゃうみたいに。

本が売れない、売れないというけど、当たり前だ。これで、売れようと思う方が、おかしい。書いてる本人と編集者しかウレシクない、いやもしかしたら、書いてる人しかウレシクなく、編集者は別のことを考えてるかもしれない、そのくらいのものを提供して、一般人に売れるわけがない。
「売れなくて当たり前」と、覚悟しているならば、それはそれで結構だと思う。

ピース又吉の「火花」は売れた。
(そーだよ、アタシまで雑誌文学界を手に取っちゃったよ、図書館のだけど…)

出版業界の人々は、喜んでいるようだ。

【オリコン】又吉直樹『火花』、芥川賞受賞で首位返り咲き

又吉が2作、3作と書いたとして、それがまた売れるかどうかは、わからない。でも、素直な愛のある人なので、売れても売れなくても、書けばいいんじゃないかと思う。
売れれば、出版業界が喜ぶし。

ワタシは、「面白いお笑い」の方が好きだけど。

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