オババですが、何か?~団塊オババの気侭ブログ

古希超えオババの気侭なブログ。
エッセイ、音楽、映像、読書そして占い、何でもアリでございます。

遂に出ました字幕入り~紅楼夢

2014-10-08 12:06:57 | DVD&原作本

「紅楼夢」フェチの私。

去年、待ちきれずに、無謀にも、日本語字幕なしの、オリジナル版を取り寄せ、原作片手に、視聴に挑戦したものの、あえなくギブアップした、いわく因縁の「紅楼夢」DVDニューバージョン。

やっとこさ、待望のレンタル開始。

しっかり、完視聴しましたが、期待通り、旧作を遥かに凌いだ出来。(本国では不評だったとか)

咲き誇る花は、散る定め、栄枯盛衰も泡沫の夢だからこそ、豪華絢爛の貴族絵巻が、より美しく見えます。

お蔭で、夜の菓子喰いが、進み過ぎ、2キロも太ってしまった。

太りたい方は、「紅楼夢」を見るべし。

紅楼夢[予告篇]


『恋の罠』 (原題「淫乱書生」) ~ポルノなどではありません!!

2012-10-16 18:07:14 | DVD&原作本
『恋の罠』 (原題「淫乱書生」) 予告編 トレイラー


「淫乱書生~恋の罠」なんていうタイトルなもんで、ポルノ映画かと思ったら、さにあらず!で、格調高く色彩豊かな映像と、ストーリーもしっかりしたエンターテインメント作品でした。

クレジットを調べたら、監督があのヨン様主演映画「スキャンダル」(ラクロの危険な関係の韓国リメーク版)の脚本家で、監督デビュー作品でした。

どうりで、しっかりした構成になっていると思った。

時は朝鮮王朝時代、ひょんな事からご禁制のポルノ小説家になってしまった、両斑(貴族)の超堅物法務官僚と、これ又ひょんな事でその挿絵を描かされる羽目になってしまった鬼の警視総監(今で言う)の物語。(堅物官僚、自分でつけたペンネームが「秋月色」なんていうのも可笑しい)

そこに絡むのが、この官僚に惚れてしまった王の愛妾(側室)で、その一部始終を、ポルノ作家魂に燃える秋月色先生が、微に入り細に入リ書いてしまったから、さァ~大変!
しかもその本、「黒谷秘事」(このタイトルも笑える)は一躍ベストセラーになってしまい、宮中も巻き込んだ大騒動に・・・という内容。

タイトルがタイトルだったので、期待しなかった分、この面白さ、すごく得した気分になりました。
ちなみに韓国では大ヒットしたそうです。
侮れないぞ!韓国時代劇!!

ずばり!面白い!!

間違って見てしまったのですが~トキメキ☆成均館スキャンダル 

2012-10-15 00:45:23 | DVD&原作本
「トキメキ☆成均館スキャンダル 完全版」公式サイト予告


好きな歴史ドラマだと思ってレンタルしたら、アイドルドラマで当惑したのですが、ま・いっか、と見始めると、オイオイこれが結構面白い。

ちゃんと歴史上の人物も登場するし、朝鮮王朝時代の党派争いなども盛り込まれ、なかなかの出来でありました。

主演の地味目の青少年がアイドルのユチョン君だそうで、こんなのがアイドルねぇー、とヘンな感心しましたが、慣れていくと結構地味でも趣があり、なかなかでした。

侮るなかれ、アイドル時代劇。

大英雄~楽園の瑕のパロディ映画

2012-10-13 01:35:21 | DVD&原作本
射�譖英雄傳之東成西就 預告片


ここまでやるか!!よーやるわ!!!

ウオン・カーワイ監督作品「楽園の瑕」(金庸原作「射周英雄伝」のオマージュ的作品)の撮影が遅々として進まず、時間と制作費が嵩む中、
制作会社及び役者が業を煮やして、同じスタッフキャスト、セットまで使い回しで、無駄にした時間と制作費稼ぎの為に、
何と僅か8日で作ってしまった、同作品のパロディー映画。

全員、やけくそなのかナンなのか、トニー・レオン、レスリー・チャン、レオン・カーウェイ、ブリジット・リン・カリーナ・ラウ等々スターの面々が、
真面目な顔して、ハチャメチャ演技。(時にトニーレオンのタラコ唇とレオン・カーウェイの女装は爆笑もの)

奇想天外なパロディ満載の、ドタバタ作品ですが、役者はすこぶる楽しそうでした。
でこの作品、この年(1993年)のお正月作品として大ヒットしたとか。

今見ても、馬鹿馬鹿しくておっ笑しい作品です。(原作知らなくても楽しめます)

ちなみに、大元の「楽園の瑕」はその翌年(1994年)に公開され、ヴェネツイァ映画祭で金のオゼッラ賞(撮影賞)を受賞、
香港国内でも数々の映画賞を受賞しています。

紅楼夢~中国の源氏物語です・・・・

2012-09-26 23:18:43 | DVD&原作本

李少?新版《?楼梦》第三版片花??third trailer dream of red mansion


美男美女に生まれ変わった石と草花の精が織り成す、豪華絢爛な貴族絵巻。
中国版ファンタジーと云えなくもない・・。
なので、際限なく儚く、美しいのです。
中国の貴族ってとてつもない生活してたんだ・・と溜息です。


物語はといえば、奢れる者は久しからず、栄華を極めた生活も崩れ去り、全てが儚い一瞬の夢と帰するのです。
うたかたの夢なのですが、これが又骨太に感じられるのは、名作だからでしょう。

余談ですが、作者の曹 雪芹の家は清朝貴族で、父の代に雍正帝(私ファンです)の借金取立てで身包み剥がれ、その記憶がこの小説のルーツだという説もあるとかないとか・・だそうです。


血湧き肉躍ります~『射雕英雄伝(しゃちょうえいゆうでん)』

2012-09-25 14:28:29 | DVD&原作本

『射雕英雄伝(しゃちょうえいゆうでん)』予告編

何でもアリの中国武侠小説の完全ドラマ化。
原作は云わずと知れた中華圏の国民的作家、贔屓の金庸センセイ。
はっきり言って、メチャクチャ面白い。

時は南宋末期。
登場人物は主人公の他に、「江南七怪」やら「東邪」やら「西毒」やら「南帝」やら「北丐」やら「老頑童」やらと、 全員、個性的な奇人変人妖人怪人ばかり。
で、この面々がまた、滅法魅力的なのです。(特に老頑童と洪七公が抜群!)

これら登場人物全員が、中国大陸(広いんだね)縦横無尽に、飛ぶわ、跳ねるわ、クルクルするわ・・・
荒唐無稽で、ご都合主義のストーリー展開と知りながら、ワクワクドキドキしてしまう。

出て来る人みんな、誤解、曲解、思い込みで、すぐに斬り合いをはじめ、
「九陰真経」だの「降龍十八掌」だの「打狗棒法」などの、 四文字・五文字熟語の中華料理のメニューみたいな技を連発し合うのです。
それがまた、スゴイのなんのって・・・

でもって、これまた贔屓の、主役の郭靖役の李亜鵬(この人アジアの歌姫、フェイ・ウォンの旦那)が、 不細工だけどボケーっとしたキャラで、いいのです。
思わず、画面に声かけ、叱咤激励しながら、成長温かく見守っちゃいたくなる。
(実際彼の成長過程が、ストーリーの横糸になっています。)
タイトルバックの主題歌が、また気分を高揚させます。

見始めると、中毒になるシリーズです。
金庸作品色々見ましたが、これが一番好きです。