大切なものに気づくまで
「２日遅れのクリスマス」クリスマスが過ぎても相野圭紀はレストランの厨房でチキンを焼いていた。今年も彼女がいない相野は、クリスマスは仕事で忙しいという理由を作るために、あえてこの忙し...
愛のKOUKAIとKISEKI
「恋とギャンブル」 （再掲載）私のこと死ぬまでずうっと愛してる？そう私に問い掛ける彼女に、即答できない自分の正直さが憎く思ったことがある。後先考えず、安心させる一言が必要なのはわか...
あの時、あの場所で凍りついた言葉
「あの時の言葉」 （再掲載）お互いに忘れられない言葉がある人に言われた言葉 自分が相手に投げた言葉外から与えられた言葉は覚えるが 自分が発した言葉はいちいち覚えてない特にその場...
別れた後に考えること
「春に告げるキモチ」 あの日 何ヶ月ぶりに彼女に呼び出された約束の場所に向かう途中 桜色のアーチの下をいくつもくぐった季節が変わった事を感じながら 花見の人々の中に彼女の姿を...
ジョゼとの出会い
「アタイの名は今日からジョゼにする 山村ジョゼや」と、クミ子は管理人に宣言した。 管理人とはジョゼ（クミ子）の旦那の恒夫のことである。これは私が今まで読んだ恋愛小説の中で（といって...
絡み合う淋しさに心が動く
ここで「ジョゼ虎」のストーリーを自己流の解釈で短くまとめてみる。短編を更に短編にしたので、わかりやすくはなってると思います。（汗ジョゼは父方の祖母と一緒に生活保護で暮らしている。 ...
恋ヶ窪物語（再構築版）
私がまだ東京デザイナー学院（通称“東デ”）に通っていた頃、国分寺から少し離れた「恋ヶ窪」と言う所に住んでいた。 駅から25分の狭いロフト付きワン...
単純に恋を楽しめない小心者だから
人を好きになるきっかけは様々だが、一度興味を持ってしまうと相手のことを知りたいという欲求が次々と生まれてくる。...
そとはかとなく、ただふれ合うように…
「不思議な相互愛」 （再掲載）いつも不思議に思う君はどうして僕なんかと一緒にいるのだろう自分で見ても良いとこなんか一つもないのに頼りないし優柔不断だし 君とは正反対だただ一つの取り...
生ぬるいほどに気持ちが緩み薄れゆく想い
「湯が冷めるほどに」 （再掲載）食事のあと、お茶をすすりながらテレビをボ〜ッと眺めていると、洗い物が終わってテーブルについた彼女が言った。「ねぇ...
迷走する枕茶屋
雑草のように細々と生きているので、
たのむから踏みつけたり、捕まえたり
しないでね。
