過疎地域の支援策を検討する、総務省の有識者懇談会。
先日行われた会合で、離島や中山間地など人口減少が進む地域を指す過疎に関し、代わりとなる用語を検討する方針で一致した。近年、豊かな自然など都市とは異なる特性に魅力を感じる人が増加傾向にあり、マイナスのイメージがある言葉は実態に合わないと判断した、という。
私が住む大牟田市も、国から過疎の指定を受けている。
かつて20万人を超えていた人口も、現在は11万人強。最近は、転出が転入を上回る社会減だけでなく、死亡が出生を上回る自然減も深刻である。
2000年代に入り、ゆめタウンやイオンモールといった大型商業施設が開業、九州新幹線や有明海沿岸道路といった交通インフラも整備されているが、周りを見渡せば、朽ち果てた空き家や、草が伸び放題の空き地も少なくない。防犯や防災の観点からも、問題となっている。
過疎の代わりとなる用語を作り出したところで、マイナスのイメージが払拭されるだろうか。私には、とてもそうは思えない。
そのような言葉遊びをしている暇があったら、地方の実情について、もっと本質的なところを考えてほしい。
先日行われた会合で、離島や中山間地など人口減少が進む地域を指す過疎に関し、代わりとなる用語を検討する方針で一致した。近年、豊かな自然など都市とは異なる特性に魅力を感じる人が増加傾向にあり、マイナスのイメージがある言葉は実態に合わないと判断した、という。
私が住む大牟田市も、国から過疎の指定を受けている。
かつて20万人を超えていた人口も、現在は11万人強。最近は、転出が転入を上回る社会減だけでなく、死亡が出生を上回る自然減も深刻である。
2000年代に入り、ゆめタウンやイオンモールといった大型商業施設が開業、九州新幹線や有明海沿岸道路といった交通インフラも整備されているが、周りを見渡せば、朽ち果てた空き家や、草が伸び放題の空き地も少なくない。防犯や防災の観点からも、問題となっている。
過疎の代わりとなる用語を作り出したところで、マイナスのイメージが払拭されるだろうか。私には、とてもそうは思えない。
そのような言葉遊びをしている暇があったら、地方の実情について、もっと本質的なところを考えてほしい。