桜燕館 -さくらつばめの気まぐれブログ-

日々の雑感と、たま~の旅日記。

桜燕日記 Jul. 12, 2019

2019-07-12 | 桜燕日記
 今月4日に公示され、21日に投開票が行われる、第25回参議院議員通常選挙。
 改選過半数を狙う与党に対し、野党がどれだけ抗うことができるかが焦点となっている。
 私が最も心配しているのは、今回の選挙を受けて、憲法改定に向けての動きが一段と活発になるのではないか、ということ。杞憂に終わればいいが。

 そんな中、今日、現職の自民党衆議院議員が、三重・伊勢市で行われた女性立候補者の応援演説で、「この6年間で(候補者が)何をしてきたのか。一番大きな功績は、こどもをつくったこと」という発言をした、というニュースが飛び込んできた。
 もちろん、国会議員をしながら出産、子育てをするということ自体に対してどうこう言うつもりはない。しかし、それに対して「一番大きな功績」という表現をするのは、違うのではないだろうか。仕事よりも何よりもまずは子どもを産むことが一番である、という、かつて大問題となった「女性は産む機械」発言と、本質的には同じものであるように、私には思える。

 それにしても。
 敢えて厭味ったらしく書くけれど、ナチュラルにこういう発言をすることができるのって、もしもこどもが(自分と同じような)障害や難病をもって生まれてきてしまったら‥‥なんてことはつゆほども考えないでいられる、「男性健常者様」の「特権」だろうな。
 男性ではあっても健常者ではない私には、とても真似できない。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする