桜燕館 -さくらつばめの気まぐれブログ-

日々の雑感と、たま~の旅日記。

桜燕日記 Jul. 14, 2019

2019-07-14 | 桜燕日記
 今月9日、熊本・西区で、熊本県警の警察官が国会議員の元秘書の自宅を覚醒剤取締法違反容疑で家宅捜索しようとしたところ、元秘書が逃走を図り、制止しようとした警察官に軽傷を負わせる事件が発生した。
 走行中のナンバープレートを読み取るNシステムの解析結果から、元秘書が熊本県内から福岡県、佐賀県へと北上、再び熊本県内に戻り、最後に通過したのは玉名市である、とされていたが、今日になって、福岡・糸島市の駐在所に出頭、逮捕された。
 福岡県内の駐在所に出頭した、というニュースが入ってきたとき、大牟田市内ではないにしても県南部、熊本県に近い駐在所かと思っていたが、まさかの糸島市だった。なお、元秘書は糸島市内に多くの知人がいる、とのこと。

 熊本市内から糸島市まで逃走を許してしまったことは、警察としても不徳の致すところであろう。
 ただ、ワイドショーを観ていたとき、とあるコメンテータが、逃走後に県境に検問所を設けて県外への逃走を食い止めるべきであった、という意見を述べていたが、今回の場合は難しかったのではないかと思われる。熊本と福岡の県境、特に荒尾市と大牟田市の境界は山や川で隔てられている訳ではなく、それどころか市街地が完全に連続していて、交差点の真ん中を県境が通っている。検問所を置いたとしても、交差点の手前で気付けばすぐに脇道に入り、別ルートで逃走することも十分可能なのである。
 首都圏や関西圏、中京圏といった大都市圏ではないため、まさか県境を挟んで街が連続しているとは思わないんだろうな‥‥と。

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