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爪もみで血流促進を!

少し暖かくなってきたかと思うとまた2月の気温に戻ったりしていますが、皆様体調にお変わりはありませんでしょうか?
ポカポカと温かい春が待ち遠しいですね

最近メディアでも健康や医療をテーマにされているものが多くみられます。
その中で『自律神経』という言葉をお聞きになられたことがあると思います。
自律神経は血流や冷えなどととても関係の深いものなので、今回説明させて頂いて、皆様にもご自宅でぜひ"爪もみ”をお試し頂きたいと思います

そもそも『自律神経』とは、いったいどんな神経なのでしょうか?
簡単にお話させて頂くと、自律神経は、心臓や胃腸、血管、内分泌腺、汗腺など、体の各器官の働きを調節する神経です。
脳の指令を受けず、独立して働くことから、“自律”という名前がついています。
寝ている間も心臓が休みなく動くのは、自律神経が心臓の働きをコントロールしているからです
自律神経には交感神経と副交感神経があります。
交感神経は「活動する」ための神経です。
日中の活動時に働き、仕事や勉強、運動などをスムーズに行えるよう、心臓の拍動や血圧・体温を上げる働きをします。
気持ちもシャン!と気の張った状態です。

一方、副交感神経は「リラックスモード」の時の神経です。
心臓の鼓動はゆるやかになり、血管が拡張し、血液循環も高まります。
そうすると、臓器の排泄・分泌能が高まります。
寝ている時によだれが出るのは、副交感神経が働いているからです。

人間の体は常にどちらかのスイッチが入っており、環境の変化に即時に対応できるようになっています。
気温が高くなると汗が出て、寒くなると鳥肌が立つというのも、自律神経が気温の変化に対して体温調節を行っているからなのです。

当院に通われている患者様には冷え症状がおありで、胃腸の弱い方が多く見られます。
また、肩こり、腰痛、お仕事でのストレスなどの症状をお持ちの患者様は、交感神経が過剰になりすぎていると考えられます。
ですので、ぜひ副交感神経のスイッチを入れてあげてください。
そして、そのスイッチの手助けをするのが、皆様の手足指の爪の生え際の角なのです!

爪の生え際は副交感神経を刺激するツボです。
そこを、少し痛いと感じる位に、息を吐きながらつまんでもんでみてください。
そこは神経線維が密集していて感受性の高い部分ですのでじんわりと温かくなってくるはずです。




ただし、薬指だけは、交感神経を刺激する指ですので避けて下さいね

そして、やりすぎにもご注意を。
血流促進でお薬やお注射も、より効果が上がるようなお体にしてあげてください

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