皆様、お元気でお過ごしですか。
今回は、鍼灸部からお灸に使われる”もぐさ”についてのお話を書かせて頂きます。
お灸は中国を起源として約3000年を超える歴史があるとされています。
日本へは仏教が伝来する時に、仏教とともに僧侶が持ち込んだという説もあり、約1500年の歴史があるとされています
さてこのお灸ですが何でできているかご存知ですか
お灸はヨモギを原料として作られています。
そう、草餅やよもぎ団子に使われているヨモギです。
ヨモギは日本各地の里山に自生しているキク科の多年草で、お灸に使うもぐさはヨモギの葉の裏の綿毛だけを集めて精製したものです
その作り方は・・・
5~7月ごろにヨモギの葉を採集します。
採集したヨモギを葉と茎に分けて天日干しにした後に陰干しにして乾燥させます。陰干し後さらに火力などで乾燥させます。
完全にヨモギが乾燥したら粉砕機で細かく砕きます。臼などでさらに細かく細かくしていきます。
そして不純物を分離、精製してもぐさが作られます。(分離、精製を何回も行う程よいもぐさになります)
このように手間と時間をかけてもぐさは作られています。しかも作られる量はごくわずかで、生のヨモギの葉の重量の約0.5%のもぐさしか作ることが出来ません。つまり10kgの生のヨモギの葉からは約50gのもぐさしか作れないのです
それをお灸として燃やして使っています。お体にいい効果がありそうに思えませんか
4月になったとはいえ肌寒い日もあります。
お灸でお体を温められてはいかがでしょうか。
皆様のお越しを心よりお待ちいたしております
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