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「津液:しんえき」について

皆様こんにちは!!
蒸し暑い日が続いておりますが、体調崩されていませんか?
クーラーの効いた場所が増えるこの季節。電車、職場、スーパーなど、涼しいを通り越して「ちょっと寒い!!」と感じる場所へは、一枚はおれる物をご持参くださいね

さて今日は鍼灸部より<津液:しんえき>についてお話しさせて頂きます。

「津液」とはあまり聞きなれない言葉だと思います。
しかし東洋医学を考えるうえでとても重要な存在です。
今まで「気」「血:けつ」については何度か紹介させて頂きました。
気・血は常に体内を巡っています。
そしてこの「津液」も気・血と共に常に体を巡っています。
津液は体の中の水分です。

津液は五臓六腑の「脾」と「胃」で消化吸収された栄養分から作られます。
ということは、偏った食事や、食べる量が少ないと十分な津液が作られません。
また「脾」と「胃」の調子の悪い人は、津液の生成量が減ります。

津液は口や鼻、目を潤して体の外へ出ます。
必要なくなった水分は尿や汗となって排泄されます。
体表面を流れる津液を「五液」といい、汗・涙・鼻水・よだれ・つばをさします。
また関節や脳周囲にあり、関節の運動や脳の働きを助けています。

津液は気・血と共に、ある一定量バランスを保ちながら巡っていることで、健康が保たれます。

暑い夏、汗をかき水分補給せずにいると、津液の不足が起こり体がだるくなったります。
便秘になることも。
髪の毛も乾燥しやすくなります。

巡りの悪くなった津液は停滞し、体のあちこちでむくみを引き起こします。
大腸で停滞すると下痢を起こします。

ここまで読まれて何か気になる症状はございませんでしたか?
鍼灸治療は気・血の巡りを良くすると共に、津液の巡りも整えることが出来ます。
津液の巡りが悪いかも・・・と感じた方がいらっしゃいましたら、一度鍼灸治療を受けてみてください。
治療の後に何だかすっきり軽くなったお体を感じて頂けると思います。

鍼灸師一同皆様のお越しをお待ちしております
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