6月14日(土) 『春を背負って』
日本映画史を支えた伝説的カメラマンであり、初監督作『劔岳 点の記』も絶賛を浴びた木村大作が74歳にして再び立山連峰での過酷な撮影に挑んだ監督第二作。都会で暮らしていた男が亡き父の山小屋を受け継ぎ、自然の厳しさと美しさに触れながら生きる力を取り戻していく。豪華キャストによる演技合戦を、CGに頼らない荘厳な大自然が包み込む。
山小屋を営む父に反発して金融マンになった亨は、突然の父の訃報で帰郷。改めて父の想いに触れたことで、山小屋を継ぐことを決意する。山の生活に悪戦苦闘するが、風来坊のゴロさんや、山小屋に住み着く女性・愛らに助けられながら新しい人生に踏み出していく。
原作とは設定など異なりますが、美しい映像に持っていくにはこんな方法もある。
6月24日(火) 『いとしきエブリディ』
『ひかりのまち』や『めぐり逢う大地』のマイケル・ウィンターボトム監督と映画音楽の名匠マイケル・ナイマンがタッグを組んだ感動作。父親の出所までの5年間という長い月日を、お互いに支え合いながら生きる家族の深い愛情と絆を描き出す。母親を演じるのは『マリー・アントワネット』などのシャーリー・ヘンダーソン。実生活でも兄妹の子役4人の名演はもとより、5年間かけて撮影された珠玉の物語に心打たれる。
ノーフォークの村で暮らすステファニー、ロバート、ショーン、カトリーナの兄妹は、まだ暗いうちに母カレン(シャーリー・ヘンダーソン)に起こされる。その日は兄弟二人が刑務所にいる父イアン(ジョン・シム)の面会に行く日で、姉妹は隣家で留守番をすることになっている。母子三人は長い時間をかけてバスと電車を乗り継ぎ、ようやく刑務所までたどり着く。
何と行っても子役の4人が成長していく姿がいい。しかも実の兄弟には驚いた。映画のはじめ頃の下の男の子が、おわり頃にはお兄ちゃんのようになってる!
地味な映画を紹介してくれたのは、ブログ仲間の瞳さんでした。レンタル店にあったのでみました。報告に行かなくては!
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