やまさんのエンジョイ生活 Ver.2

趣味の登山、映画鑑賞、読書を日記風に紹介してます。

2015映画その4

2015-11-18 | 映画

8月3日(月)         「奇跡のひと マリーとマルグリット

   

   19世紀末、フランス・ポアティエ。聾・盲の少女たちを受け入れてきたラルネイ聖母学院に、ひとりの少女マリー(アリアーナ・リヴォアール)がやってくる。マリーは生まれながらに目も耳も不自由で、一切教育を受けてこなかった。修道女のマルグリット(イザベル・カレ)は、心を閉ざし野生動物のように獰猛なマリーの教育係を買って出る。それは、魂と魂がぶつかり合うような激しい戦いの日々だった。そして8ヶ月目、マリーはついに物に名前があることを理解し、次々に言葉を吸収していく。学ぶ喜びを得て見違えるような笑顔を見せるマリーに、献身的に愛を注ぎ生きる喜びを教えていくマルグリット。しかし元から身体が弱く病に冒されていたマルグリットに残された時間は、あとわずかだった。


8月14日(金)         「シャトーブリアンからの手紙

   

  カンヌ映画祭で最高賞を射止めた『ブリキの太鼓』で知られる、ドイツの名匠フォルカー・シュレンドルフが手がけた歴史ドラマ。第二次世界大戦期の実話に基づき、ドイツ占領下のフランスを舞台にした、ナチスの暴挙をめぐるドラマを紡ぎ出す。フランスを“第2の故郷“というシュレンドルフの、平和への祈りを込めた物語が深い感動を呼び起こす。

8月16日(日)        「バチカンで逢いましょう 

     

   夫を亡くしたマルガレーテ(マリアンネ・ゼーゲブレヒト)は、娘たちとの同居も老人ホームへ行くのも拒否し、ローマ法王(教皇)に会うためにたった一人でバチカンに向かう。敬虔なカソリック信者として、これまで夫と幸せに暮らしてきたマルガレーテだが、彼女には法王の前で懺悔しなければならないことがひとつだけあった。はじめてのローマ、マルガレーテはそこでイタリア人の恋人と同棲中の孫娘マルティナ(ミリアム・シュタイン)の部屋に転がり込む。バチカンに向かったマルガレーテはイタリア人の老詐欺師ロレンツォと出会う。ロレンツォ(ジャンカルロ・ジャンニーニ)も他人には明かせない人生の秘密を持っていた。マルガレーテは持ち前のバイタリティでローマの廃業寸前のドイツ料理店のシェフとなって店を復活させる。その評判は法王庁にも届き、やがて法王のためにドイツ菓子カイザーシュマーレン作りを依頼されるまでになる……。

8月19日(水)        「ジョーとジョルジュ 心の病を探して

    

   アメリカ・モンタナ州で生活しているネイティブアメリカンのジミー(ベニチオ・デル・トロ)は第2次世界大戦から帰還後、原因のわからない諸症状に悩まされ軍の病院に入院する。そこで人類学者でもある精神分析医ジョルジュ(マチュー・アマルリック)と出会い、対話診療を繰り返すうちにジミーは自らの心に潜む闇と向き合うことになる。やがて二人は、患者と医師という立場を超越した友情を育んでいき……。


9月20日(月)        「幸せのバランス

    

   たったひとつの過ちから人生を崩壊させていく男の姿を通し、現代社会に生きる人々の不安定さを浮き彫りにした人間ドラマ。40歳のジュリオは妻や子どもたちに囲まれて順風満帆な人生を歩んできたが、職場の同僚と不倫していたことが妻に知られ、家を出ることに。しかし新しい住まいはなかなか見つからず、彼を取り巻く状況は次第に深刻さを増していく。出演は「スズメバチ」のバレリオ・マスタンドレア、「ココ・シャネル」のバルボラ・ボブローバ。「イタリア映画祭2013」にて「綱渡り」のタイトルで上映され、14年に「幸せのバランス」の邦題で劇場公開。


9月25日(金)      「家族の波紋

   

   「マイティ・ソー」シリーズのロキ役で知られるイギリス人俳優トム・ヒドルストンが、ブレイク前に主演した家族ドラマ。裕福な家庭で育った青年エドワードは、アフリカで1年間ボランティア活動に従事することに。彼が出発するまでの間、家族は母パトリシアの提案でシリー諸島にある別荘で過ごすことになり、エドワードと姉シンシア、料理人ローズと絵画教師クリストファーがやって来るが、父だけは姿を見せない。優雅な日々を過ごす一方でどこか不安な空気が漂うなか、ついに姉が感情を爆発させたことで、家族が抱えてきた問題が浮かび上がってくる。


10月22日(木)      「ジミー、野を駆ける伝説」

  

  カンヌ映画祭パルムドール受賞作「麦の穂をゆらす風」などで知られるイギリスの社会派ケン・ローチ監督が、権威主義的な教会や地主から庶民が理不尽な抑圧を受けていた1930年代アイルランドを舞台に、自由に生きる人生の喜びを説いた実在の活動家ジミー・グラルトンの生きざまを描いたドラマ。1932年、内戦が終結してから10年がたったアイルランドに、アメリカで暮らしていた元活動家のジミーが戻ってくる。故郷のリートリム州で年老いた母と穏やかに暮らそうとしていたジミーだったが、村の若者たちは、かつて地域のリーダーとして絶大な信頼を得ていたジミーを頼り、さまざまな訴えを投げかけてくる。その声に突き動かされたジミーは、人々が芸術やスポーツ、歌やダンスを楽しみ、人生を語らうことのできるホール(集会所)の建設を決意する。しかし、それを快く思わない勢力と諍いが起こり……。
    

 



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