やまさんのエンジョイ生活 Ver.2

趣味の登山、映画鑑賞、読書を日記風に紹介してます。

デンマーク映画

2013-12-18 | 映画

12月15日(日)         偽りなき者

  

 『セレブレーション』『光のほうへ』などの名匠トマス・ヴィンターベアが、無実の人間の尊厳と誇りを懸けた闘いを重厚に描いた人間ドラマ。子どもの作り話がもとで変質者扱いされてしまい、何もかも失い集団ヒステリーと化した世間から迫害される男の物語は、第65回カンヌ国際映画祭で主演男優賞はじめ3冠を達成した。孤立無援の中で自らの潔白を証明しようとする主人公を、『アフター・ウェディング』のマッツ・ミケルセンが熱演。

 親友の娘クララの作り話が原因で、変質者のレッテルを貼られてしまったルーカス(マッツ・ミケルセン)。クララの証言以外に無実を証明できる手段がない彼は、身の潔白を説明しようとするが誰にも話を聞いてもらえず、仕事も信用も失うことになる。周囲から向けられる憎悪と敵意が日ごとに増していく中、ルーカスは自らの無実を訴え続けるが……。

  デンマークでは1997年に男性の幼稚園教諭が幼稚園児に性的な虐待を行って逮捕されたという事件があったという。 その後、幼児教育に携わる男の先生が非常に少なくなったそうだ。 おぞましい事件が発生すれば、大人たちはそれをコミュニティから除外し、蔑み、二度とこんな事件が起こらないようにする。 しかし、この映画の主人公は全くの無実なのです。 彼に対する仕打ちはとても理不尽で、恐ろしいものでした。 肉体的にも精神的にも主人公が追い詰められていく様子を見て、どうのような展開になるのか気になった。

 息子が大人の仲間入りの鹿狩りの様子がラスト近くにありましたが‥‥。すべてが解決したわけではないのですね。

 

 

 



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2 コメント

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ありがとうございました^^ (ポルカ)
2013-12-29 22:31:52
やまさん、こんばんは~。
マッツが好きなので、私も観ました。
ルーカスが無実であることを証明できず、
追い詰められていく姿が痛々しかったです。
少女の嘘をみんなが信じてしまうことの恐さを感じました。
息子の存在が唯一の救いでしたね。
ラストにも考えさせられました。
「東ベルリンから来た女」も観ました。
主人公の心理描写を丁寧に描いたいい映画でした。
1月に上映予定の「ハンナ・アーレント」が気になってます。

今年も楽しいお話させていただき、ありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
山の写真も楽しみにしています♪
よいお年をお迎えください^^
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気がついたら‥‥ (やまさん)
2014-01-03 13:06:55
返事が遅れて申し訳ありません!
新しい年を迎えてしまいました。今年も宜しくお願いします。
年末は「ボルジア家」を最後まで見たり、ビデオでは「コンラック先生」「思秋期」、映画館で「かぐや姫の物語」「永遠のO」を見ました。いずれまとめたいのですが‥‥

私の気になる作品をあげてみます。
「遥かなる勝利へ」(ニキータ・ミハルコフ)
「ダブリンの時計職人」
邦画では「そこのみて光輝く」です。

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