年賀状
その昔、一般家庭にまだパソコンが普及してなくて、カメラと言えば24枚撮りとか36枚撮りとかいう銀塩フィルムの時代。
沢山写真を残したくて10本とか持って旅にでました。
年末になると旅の写真の中から気に入ったやつを一枚選び、プリント屋さんに持って行って年賀状印刷してもらい
旅先で出会った人達に送るということを続けてきました。
フィルム写真なので編集はできなくて、旅先での風景の中に少しだけ自分の気に入ったバイクが写ってる、そんな年賀状でした。
時代は流れパソコンが普及しだしカメラもデジカメに変わりプリンターも一般的になって
そのうちPhotoshopで編集もきるようになり、いろんな風景を盛り込めるようになりました。
思い出がいっぱい詰まった写真を一枚の年賀状に盛り込めるようになって編集するのも楽しくなりました。
アナログ写真からデジタル写真に移り変わりでした。
ただその時代の移り変わりでお世話になったプリント屋さんも廃業されました。
バイクの旅って開放的だからか沢山の出会いがありました。
やがて結婚して夫婦二人で旅をし、拾ってきた犬が可愛すぎて離れたくなくて一緒に旅をするようになり、出会いも深いものになりました。
子供が生まれ旅の手段が車に変わるとともに行った先で人と話す機会が減って出会いも極端に減りました。
これも時代の流れ、人生の流れかもしれません。
年賀状もまた時代の流れの分岐点に来ているように最近思うようになりました。これも歳食ったせいかもしれません。
「年賀状納め」という言葉も最近よく耳にするようになりました。
今年は年賀状止めよう
そう思ったりしたんですが、やっぱり出すことにしました。
メインは歩き旅で立ち寄った駅に貼ってあった青春18きっぷのポスターに写っていた四国の串駅という秘境駅。
娘孝行で行ったアチコチのふわふわドーム。
それとやっぱりハイエース。
そんな年賀状になりました。
ではまた