2024年1月6日。
道の駅「夕陽が丘そとめ」の朝。
長崎市の北に位置して海が近く眺めがとてもいい。

朝が弱いのは父親譲りな娘。
繰り返しになるけど、寒くもなくずっと寝ていたいくらい寝やすい気候。

「笑顔は心のビタミン」って誰が言ったか。

「笑顔は心のビタミン」って誰が言ったか。
この笑顔に助けられてる日々。

いつものように買っていたパンで朝食。

写真を撮ってると寄ってきて、見よう見まねで私のカメラで写真を撮る。
シャッター半押しで合焦(ピント合わせ)も覚えた。
「写真=スマホ」時代になって半押しなんて知らない人の方が多い気がする。

恒例の道の駅スタンプ押印。

木を使った手作り品。
枝にとまってふわふわ揺れるトンボの置き物。
どうなってるのか気になってずっと眺めていた。

道の駅のマグネット。
寝た記念に買うようにしてたけど、北海道では一個250円くらいなのに、北海道以外は520円と高い。
「旅の思い出なんで」とか思ったりしたけど集めないことにした。

穏やかな気候に混んでない道の駅。
心地よい朝のひと時。


駐車場をうろうろとしている若い兄ちゃんがいた。
車を停めた運転手さんに何やら声をかけている。


「FW1」というワックスの販促だった。


自分のとこにもやってきて試しにヘッドライトに塗ってくれた。
「いや〜、綺麗に乗られてますね」なんておだてられてちょっといい気になりながら、仕上がりを見てみる。
なかなか綺麗になる。
値段は確か3200円だったか。
ちょっと高いと感じたけど見てたら意外と買ってる人がいる。
旅先で財布の紐も緩んでしまってるのが自分でもわかる。
せっかくなんで買ってあげようかと思ったけど、少し冷静になって買わなかった。

国道202号線を南下し長崎市内方向へ走る。
海沿いの景色がいい道。


昼時なので昼飯の調達にこのあたりでよく見かける大きめのスーパー「エレナ」に入ってみた。

いろんなお弁当があったけと、ゴミ箱がないことに気付いて店員さんに尋ねてみた。
ゴミ箱は置いてないと言われ、食べたゴミも捨てさせてもらえないと言われた。
仕方がないので諦めて店を出た。

とりあえず先に進む。
料金所が現れた。

長崎市内を通らずに南部にある西彼杵半島方面に抜けることができる橋で「女神大橋」と言う。
「西彼杵」の読み方が分からず、他の読み方もできずに調べるのに苦労した。
「にしそのぎ」と読みます。


昼ごはんの調達にララコープというスーパーに寄ったけど、ここにもゴミ箱を置いていなかった。
地域性があるのか、厳しいところがたまにある。
ゴミ箱が無くなった理由は家庭ゴミの持ち込みで、店にしてみれば処分の手間と費用は大きな問題。
家があるんなら自分ちで捨てればいいものを。それを持ってくるようなヤツは、ゴミ捨ても適当で、店員さんの精神的負担も大きい気がする。
のどかな田舎街でも面倒な人がいるというのは、なんだかなあと言う感じ。
結局隣のコンビニに行った。
店員さんに一応食べた弁当のゴミを捨てていいですかと聞いたら、愛想よくいいですよと言ってもらえた。ファミマさんありがとう。大好きです。

有料でいいからゴミ処分させてもらえる仕組みができて欲しい。

やっと食べれました。
ゴミ捨て問題は長旅の最大の懸案事項。
バック・トゥ・ザ・フューチャーのデロリアン号みたいにゴミをエネルギーに変えるか、サイコロくらいに高密度に圧縮できる装置が欲しい。


今日の目的地は「端島」。
通称「軍艦島」。
遠くにそれらしい島が見えてきたけと小さすぎてよく分からない。
二つあるけどどっちだろうか。

海側に少し広いところがあったので車を停めた。
車が人を乗せてくれるのはどれも一緒だけど、荷物を積んで寝床の役割をしっかり果たしてくれる相棒はいつ見てもカッコいいと思ってしまう。
ありがとうハイエー酢。

小さく見える二つの島の左側が軍艦島。

拡大してみたらなんとなくそれっぽいのが分かる。
「おお、軍艦島や〜」、そんな感じでみんなで眺めた。

今回、島には渡れないから資料館を見学することにした。
広い公園に恐竜博物館の看板しかなくて、ここで合ってるんだろうかとちょっと迷う。
広い公園に恐竜博物館の看板しかなくて、ここで合ってるんだろうかとちょっと迷う。
ここは「長崎のもざき恐竜パーク」と言うとこらしい。


恐竜の方がメインのようで恐竜博物館の隣にあまり目立たず資料館があった。

資料館には大きくて多数の写真と当時の映像、島の模型があって当時の様子がよく分かった。
炭鉱で栄えた島だけど、そこはまさに「街」だった。
繁栄と衰退。
資料館の展示物は残念ながら写真撮影禁止。
良さが伝えられないのが残念なところ。
撮影できる数少ないものの一つがコレ。

記念のスタンプでした。
でかっ!!

長崎出身の福山雅治さんが故郷を撮った時の写真が少し展示してありました。

長崎出身の福山雅治さんが故郷を撮った時の写真が少し展示してありました。

今の軍艦島を紹介できる写真はコレだけ。

上の写真、ポスターくらいの大きさに見えて実は大きいパネル。
このくらい。だから見応えあるんです。

上陸してみたい気もするけど、それよりも当時の暮らしを知りたい。
昭和生まれだけど幼い頃の昭和をもう一度見れたらと、よく思う。


浜に出てみた。
打ち寄せる波に濡れないように、ギリギリまで近づく。

娘とキャッキャ言いながら遊ぶひと時に、ありがたみを感じる。
ありがとう、娘よ。

時間も遅かったけど、公園で遊びたそうにしてたんで、少しだけ遊んでいくことにした。

たくさんの子供連れが遊びにきていた。


こんな遊具にチャレンジするのが好きな娘。
先に遊ぶ子供に気を遣いながら、順番を守らず後から追い越す子供にも嫌な顔しない君は偉いぞ。

陽が傾き、少しずつ帰っていく人たち。

陽が傾き、少しずつ帰っていく人たち。
少し車を走らせたら家があって、お風呂に入って晩御飯。
そんな感じなんだろうか。

自分たちはコレからお風呂屋さんを探して、晩御飯を調達し、寝場所を決めないといけない。
自由なようで放浪旅はこんな時、少しおセンチになる。
贅沢な悩みだけど、これもまた旅をしてる時の心の声。

贅沢な悩みだけど、これもまた旅をしてる時の心の声。

長崎に来たんで晩御飯はちゃんぽんを食べることにした。
軍艦島は長崎でも西彼杵半島の先っちょ。
一旦来た道を戻るように北上し長崎市内に向かった。
長崎も街で路面電車の軌道が見える。

よそもんが路面電車の邪魔したら恥ずかしい。
交差点を曲がるだけだけど、ちょっと緊張した。

何軒かお店を探して、やっと一軒のお店に辿り着いた。

何軒かお店を探して、やっと一軒のお店に辿り着いた。
人気があるのか混んでいて外まで並んでいる。
閉店時間までそんなに時間がなくてちょっと焦った。
中華料理「有華飯店」

長崎ちゃんぽんに皿うどん。
どっちにしようか悩んだ。
ラストオーダー間近もあって、せっかくなんで両方とか思ったけど、グッと堪えてちゃんぽんと焼飯セットにしてみた。


とら母(嫁)はトリ皿うどん。「トリ」は鶏入だから。

店主さんが腰が低くむっちゃ優しげで、それだけでも来てよかったけど、味も良かった。


セットでついてきた焼飯(小)が小の割に量が多くて、その上超絶美味くて、コレを食べれただけでも満足なくらい美味しかった。

今夜のお風呂は「長崎道の尾温泉」

今夜のお風呂は「長崎道の尾温泉」

入浴料は大人800円、子供300円。
券売機で買うと何故か50円引きになるという「券売機割引」がある不思議な設定。

創業は明治元年と歴史ある温泉。


昔ながらのレトロ感あるゲームコーナーがあったりして、ちょっと昭和に戻れた感がし、さっぱりできました。

朝ごはんと夜のおやつを買いに大きめのスーパーまで来た。

「西友」
そう言えば北海道から西友が撤退するってニュースでやっていた。
売却先はイオンだとか。

長崎市内を抜け県道33号線を北上。
西に行けば昨日通ってきた西海市、東はこの先に続く諫早市。
諫早と聞いて出てくるのが「諫早干拓事業」。
良いんだか悪いんだか分からないけど頭の中に名前だけが残る。

午後11時、諫早市に入った。
残りの日数と、この先の距離を考えるともう少し進んでおくことにした。

12時前。
諫早市の北にある大村市というとこまでやってきた。
手前に道の駅「長崎街道鈴田峠」というのがあったけど、スルーしてその先のパーキングに流れ込んだ。
遅くなったけどおやつを食べた。
あんこが入った餅、旨し。

寝ないといけないけど、ちょっとだけババ抜きをした。
娘は眠たいけどトランプもしたい。
なので最初に娘に何回やるか決めさせるようにしています。
自分で決めた分だけやることで遊ぶけど自分で決めたルールを守らせる。そんな感じ。

「簡易パーキング鈴田峠」という名のパーキング。
時折車が入ってくるけど車中泊する車はいなかった。


本日の走行距離:125.8km