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大した人生ではないけれど,それでも読み返せば思い出されるあのときのこと。消えないように,そして生きた証になるように

2023年夏 北海道 8月16日 屯田兵の博物館 湧別「ふるさと館JRY(ジェリー)」

2023-10-20 02:58:27 | 2023年夏 北海道車中泊の旅
先日の三連休に鳥取砂丘に行ってきました。
その話の前に随分間が空きましたが夏の旅日記の続きを書きたいと思います。


8月16日 上湧別チューリップ公園の朝

風が強い。









昨日セイコーマートで買っておいたおにぎりで朝ごはん。
私は代り映えしないいつものメニュー。









とら母が買った「ちくわパン」は札幌発祥のパンで意外に美味しいです。












朝ごはんを済ませた後、ここに博物館があると言うので見に行くことにした。







北海道によく来る割に北海道の歴史には疎く、歴史と聞いて連想するのは「開拓」と言う言葉くらい。

明治に入りロシアの南進を危惧した政府は防衛と開発のために開拓使(使は行政機関の名称)を設置。
農地開拓のため明治維新で廃業した武士(士族)や将来を賭けた人々が移り住むこととなった。









「屯田兵」
普段は開拓、農業に従事し傍らで軍事訓練を行い有事の際に戦うためにその地に移り住んだ兵。
写真の小屋は屯田兵の体験施設。








ここは屯田兵として移り住んだ人達の暮らしを詳しく説明する屯田兵の博物館「ふるさと館JRY(ジェリー)」







館内に入ると大きな写真が展示してあった。









明治30年(今から126年前)、上湧別に本格的な開拓に入植した屯田兵と家族のもので残された唯一の写真とあった。









ここは展示物の数も多く規模も大きいけど、再現ジオラマが秀逸。








昔は長男は家を継げるけどそれ以外は仕事は無く、田畑を借りるか奉公に出るかで貧しかった。武士も身分制度の廃止で多くが職を失った。
新たな土地に希望を託して北海道を目指す人達を再現した精巧に作られたジオラマ。








船内で行われた土地の割り当て抽選の様子。
どんなとこか想像もつかない場所への期待と不安。
光の当て方が雰囲気を醸し出している。








船内で生まれた赤ん坊の様子。
船名の「武州丸」にちなんで武州と名付けられたとあった。








当時は港が無いため湧別浜に小船で夜中まで掛かって上陸した様子を再現したジオラマ。

照明がゆっくりと暗くなって日が暮れる様子を再現。
真っ暗な中、目印にと浜に焚かれた焚き火と遠くにある船にうっすらと灯りが灯っていた。

当時の大変さがよく伝わってくる。









上湧別まで歩いていく様子。
行列は1kmも続いたそうで奥行き感があるジオラマは、実際に奥行きを持たせて作ってある。






食事風景。
あえて天井視点。









他にもあって全部紹介したいくらいですが、リアルで見てもらいたいので、北海道に来たときには、是非行ってみてください。










この小屋は屯田兵屋(とんでんへいおく)と呼ばれるもので、実際使われていたものをここに移設。















明治から大正、昭和と時代が流れる。

国鉄最盛期の北海道の鉄路。
自分が小学生のころは電車好きって結構いて、鉄道クラブってのもあって、時刻表で仮想の日本一周をするってのも普通にやってた。

この時代の北海道を旅したら鉄道の旅もまた楽しいだろうなと思ってしまう。






キップも分厚い硬券。






丸形ポストの正式名称は「郵便差出箱1号」。
昭和24年から使われ始めたそうです。








昭和の日本が元気になり出したころだろうか。







50~60才代の人なら知ってるものが多いかな。








開拓にはなくてはならない必需品だったからでしょうか、すごい数の鋸。
さながら武器庫。







原野しかない土地に移り住み、極寒の冬を耐えて生き抜いた当時の人たちの暮らし。
少し北海道の「歴史」に触れた気がします。
北海道を旅するとき観光地に行きがちですが、こういった所もまた良かったりします。
一通り北海道を旅した方は是非立ち寄ってみてください。

ではまた。

(写真撮影については許可申請をしています)





コメント (4)
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2023年夏 北海道 8月15日 ファミリー愛ランドYOU 道の駅かみゆうべつ温泉のチューリップの湯

2023-10-01 00:04:00 | 2023年夏 北海道車中泊の旅
8月15日 
今年も来た。湧別町の遊園地「ファミリー愛ランドYOU」

道の駅「愛ランド湧別」の隣接施設。
子供もいないライダーだった頃は道の駅にも止まらずスルーしてたのに今では毎年のように来ている。








駐車場に入るとちょうど巡回中のパトカーがいた。
出で行ったと思ったら、また回ってきた。
何回か回るのは何があっても広い北海道ではすぐに警察が来るのは難しいからだろうか。
(決して私が怪しいわけではございません)









この遊園地にはそんなにアトラクションがあるわけじゃないけど小学生くらいの子なら楽しめて、
入園料が無料で乗り放題が1600円とリーズナブルなのが良いところ。









軟式野球のボールを圧縮空気で飛ばして遊ぶバズーカ砲。







昔は窓に当たれば音が鳴って景品が貰えたのに、やがて景品が無くなり、今では音も鳴らなくなった。
修理の予定は・・・・ないらしい。







ここの目玉の一つの「グレートポセイドン」。
娘のお気に入り。
小さなジェットコースターは故障中なので、唯一の楽しみと言っても良いくらい。








強風と相まって兎角止まりがちなアトラクションなので乗れるものは何でも乗ろう。









ボタンで上昇、下降してミサイルボタンを押して当たればパトライトが回るはずだけど、
反応が薄い。
多分壊れてる。







ここの目玉ののゴーカート。
乗り放題券でもこれだけは5回限定。
昨年来て運転の楽しみを覚えたので、先ず手始めに私を乗せてゴー。







自分が運転したいとら母をなだめて、娘と同乗。








運転したいオーラが強すぎるのでとら母に運転は任せて私は横で撮影係。
家族の調和も私には大切な仕事。










車体によってパワーの差があって、遅いとちょっと不満を漏らすドライバー女子。









そっち系か、ザ漁師みたいな強面の男の人が余ったチケットをくれた。
ありがたく乗りまくりました。










あとはひたすらグレートポセイドン。
昔は平気だったアトラクションも歳とると上下に動く系のは気持ち悪くなる。
とら母は、はなから乗らないけと、私まで乗らなきと親子の思い出がなくなるので、頑張って乗る。
でも胃が横隔膜を突き破ろうとする動きは吐きそうでダメで3回で許してもらった。









混むということは無から何度でも乗れるけど、前はいちいち降りなくても連続運転してくれたけど、
今年はお客さんが居ないからといって動かしてくれなかった。

「二人以上」とか言われ、二人揃ったら「五人からや」とか「七人は最低」とか
コロコロと言うことが変わる。
そもそも周りにお客さんがいないから五人なんて永遠に揃わない。
ルールがマイルールなのでは困る。
文句を言う=主張 これは老害の始まりなのでお願いモードで懇願した。


そういえば昨年、ネットのニュースでこんなのを見た。

「湧別町によりますと、9月25日午後3時45分ごろ、遊園地「ファミリー愛ランドYOU」の観覧車に、30代の母親と10歳未満の女の子2人が乗っていました。
 従業員が閉園の準備に向け、3人が観覧車に乗っていることを確認せずに運行を停止。 3人は高さ約30メートルまで上がったゴンドラ内で約10分間放置されたということです。・・・・(一部引用)」
(引用 北海道ニュースUHB)

この日も年配の係員が早仕舞いしようとしてた。
長年生きると何でも自分が正しいと思うようになるのか、若い係員なら多分動かしてくれただろうに。

ここもだんだん面白みがなくなってきた。







閉園時間になったので道の駅で恒例のスタンプ。







まあ、楽しかったのでまた来年も来よう。








この辺りは何もないので少し北上し上湧別の温泉を目指す。








今日は晴れてくれて良かった。
傾く夕陽がきれい。








午後6時、
道の駅「かみゆうべつ温泉」のチューリップの湯に到着。








後ろに停まったキャンピングカーのご主人から声をかけられた。
「大阪の何処?」
大阪から来たと言う"ちょっと社長さんオーラ"がする人と、社長婦人的なオーラがする品のいい感じの奥さんの二人連れだった。

犬がいるからと陸走してきたと言っていた。
フェリーもペットルームがあってペットも大丈夫ですよって言ったら、ペットと同室できないから陸送してきたと言っていた。
ペットルームはかわいそうみたいだったけど、ドッグランのある敦賀便を止めて、距離の近い舞鶴便に変えた私と
対照的だった。(寅さんの頃なら何を犠牲にしてもドッグラン付きを選んだのに・・・)

やっと話し相手ができたと言われて、今夜はよろしくと言ってくださった。








ここは大人550円と安く、大きくて露天風呂もあってとっても良い温泉。

風呂上りのツヤツヤした肌は若い子の特権。









晩御飯を買いにセイコーマートへ







コンビニでお湯をもらえると言ったら今日はカップ焼きそばにすると言う。






それとプリン風なパン。
どんな味やねん。









遊んだからか私もカップ麺の焼きそばが無性に食べたくなって北海道限定の焼きそばべんとうにしてみた。








ひじき弁当に焼きそば。それに水割りのお酢。








娘は美味しいと言って焼きそばを食べてたけど、私は食べて後悔した。
カップラーメンと違って焼きそばは何が違う。
焼きそばで美味しいのはUFOくらいで他のはどれを食べても麺の形をした物体にしか思えず胃にもたれる。
食べなければ良かったと後悔した。









コンビニから道の駅に戻ってきたけど満車で止めるとこがない。
さっきのキャンピングカーのご主人には申し訳なかったけど、少し離れた公園の駐車場で寝ることにした。

寝る前のババ抜き。






道の駅から2キロほど行ったとこにある大きな公園で夜はほとんど誰もいない。
ひっそりとした駐車場でゆっくり眠ることができた、






本日の移動距離;80.8km



ではまた


コメント (4)
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