こんにちは
19日、20日はお休みをいただいて「四万十川ウルトラマラソン」に参加してきました
私共の商売は、土日が稼ぎ時なのでお休みするのは非常に痛いのです
じゃあ何故いくのか
「そこに越えるべき壁があるから」とか、カッコ良さげなことを言って見ますが
ただ単に「楽しそうだから」
「非日常を体験する事で人生が豊かになる」私はそう信じています
そんな私の戯言に乗せられて「人生の師」KJ谷さんが参戦してくださいました
当初は「いやよ、いやよ」と言っていましたが、流石は不屈のアスリート
腹をくくりました
ちなみにKJ谷さん還暦を迎えたばかり、還暦の記念となるでしょうか
(還暦おめでとうございます)
今回も車中泊
車内で前夜に準備を済ませます。
寝る前に家内に電話をします
電話口で息子が「お父しゃん、がんばれ~」と言ってくれます
元気百倍でございます
そして20時に就寝
寝つきが悪い店長ですが、この日は珍しく快眠
深夜3時に自然と目が覚めました
前に参加した「奥出雲ウルトラ」は駐車場が真っ暗で準備に手間取りましたが
ここは3時に照明が照らされ、準備も滞りなく進みました
軽量化も済ませシャトルバスで会場に向かいます
スタートゲートを横目に集合場所へ向かいます
勇ましい太鼓の音にテンションアゲアゲ
会場にはすでにたくさんの人が
開会式が行われます
選手宣誓は今回最高齢の79歳の男性、初めてのウルトラマラソンだそうです
そしていよいよスタート
この日の最高気温は27度の予想
前日のお昼には未だにセミが鳴いていました。
流石は南国、高知県
暑い一日になりそうです
真っ暗な中、10キロの道のりを走ります
沿道にはたくさんの地元の方が応援に出ています。
5キロ地点で「ゴールはすぐそこだ頑張れ」との掛け声も(笑)
まだそんな冗談に笑う余裕もあります
10キロ走ると次は山を登ります
確か、獲得高度が600mで10キロの道のり
日陰が多く涼しいです
ここで店長にアクシデント
突然のOPP、しかも2回
15分~20分タイムロスしてしまいます。
これがのちに大きく影響する事に
山中はKJ谷さんと談笑しながら走ります
10キロ登った後は約10キロの下り
脚にダメージを溜めない様にペースをコントロールしながら走ります
しばらくすると14時間のペースランナーに追いつかれます
ペースランナーに後れを取ると完走できないので、ここでKJ谷さんに別れを告げペースアップ
ペースランナーとのリードを取りにかかりますが、ペースランナーちょっと速すぎない
なかなか引き離せません
山を下った後は、川沿いに走ります
木陰のない所は暑い・・・
セミが鳴いているし
ご当地ゆるきゃら
暑い中、ご苦労様です
ようやく半分の50キロ
結構しんどいけれど、まだ走れます
「お父しゃん、がんばれ~」の言葉を思い出し、「おねがいマッスル」を口ずさみながら
奮起します
見どころの一つ「沈下橋」
美しい
ここで14時間のペースランナーに追いつかれます
すぐ先のエイドで補給もそこそこにペースランナーから逃れます
61.5キロの手荷物受取ポイント
ここで着替えたりしてリフレッシュします
エイドも充実
着替え中に気が付きました、ポケットに入れていた新品のウインドブレーカーが無い事に・・・
軽く気持ちが折れます
そうこうしていると14時間のペースランナーが
ひぃぃぃ
逃げるように出発します
ここを出発したあたりから、右足付け根と膝に違和感を強く感じだします
ロキソニン飲んだり、手持ちのケアスプレーを吹きながらごまかしますが
スプレーが少なすぎて足りません
ボランティアの方がスプレーを貸し出してくれたので、一気に冷却します
ありがてぇ
しかし、70キロ近くから違和感が激痛へと変わり出しました
名所の吊り橋?(良く知らないのですみません)
ここでついにペースランナーに抜かれます
追いかけようにも気持ちに反して脚が動いてくれません。
激痛に苦悶の表情を浮かべてしまいます
「お父しゃん、がんばれ~」の言葉を何度も思い出し
歩いたり、走ったりを繰り返しながら前へ前へと進みます
もはや完走は夢と消えましたが、出来る限り走行距離を伸ばす
絶対に自分からはリタイアしない
そう心に誓い進みます。
そのためには次の関門を絶対に突破しなければ
少しづつ歩みを進めていると、他のランナーが慌ただしくペースを上げていきます
目の前に見えている関門がもうすぐ閉鎖されるみたい
私もペースを上げようとしますが、意思に反して脚が動かない
他のランナーにどんどん抜かれ辿り着くと・・・
タイムアップしていました
序盤のOPPでのタイムロスが悔やまれます
ここで回収車に乗せられ、私の「四万十川ウルトラマラソン」は終わりました。
今回の走行距離は79.5キロ
以前出場の「奥出雲ウルトラマラソン」から11.5キロ距離を伸ばすことが出来ました。
この練習をしていれば完走できたかも、この装備を付けていれば完走できたかも
色々思いましたが所詮は机上の空論
只々、「私の努力が足りなかったから届かなかった」
それだけです。
「次回ウルトラでリベンジ」と行きたいところですが、諸事情により次は何時になるか分かりません。
来月に岡山マラソンがあるので、とりあえずはそちらに照準を合わせます
長距離の練習しかしていないので、スピードを上げた中距離の練習をしなきゃ
最後に通れなかったフィニッシュゲートを背に記念撮影
いつかここを通るぞっ
あぁ、頑丈な身体が欲しい・・・
運営の皆様やボランティアの皆様お疲れ様でした
励まされ、とても楽しく走る事が出来ました
後、お付き合いいただいたKJ谷さんと、応援して下さった奥様ありがとうございました
次回参加する際もご一緒できることを願っています
皆さん、お疲れ様でした