『自由の哲学』を読む ~日々の暮らしから~

日々の「?」から始めて一歩ずつ
自分で見て考えて、行動していきたい。
私の自由が人の自由にもつながりますように。

踊らない今のところの策

2018年08月15日 | 昼行燈より愛をこめて
専門家の意見を自分の意見だと勘違いして、
常識のように言い散らすことは、
都合よく踊ることと直結してる。
それが怖い。

「欲しがりません、勝つまでは」
「近くの国が攻めてきたらどーすんだ!」
「そーだ、軍備も必要だ‼︎」なんて。

心を素直にはたらかせると、
「攻められるのも攻めに行くのもイヤやなー」
「相手を悪者設定して対話が出来る?」
「節約はするけど、人に強制されたくない」
「この時代、戦争したら地球終わるやろ!」
って、人それぞれに感じるはず。

だけど、
スローガンやキャッチコピーは簡単に広がる。
「攻められないために軍備」
「暑いから、ためらわずエアコン」って。
幼子が、コマーシャルソングを歌うように。

自分で考えるのは難しい。
気づかないままに踊ってるから。
みんなと一緒の事を言うのは
楽しいし安心だから。

だから、少なくとも、
心にひっかかる事には立ち止まりたい。
「え?何か気になるけど、何だろ⁇」って。

自分のカラダや心のセンサーを信じること。
それは、とてつもない勇気が要る時もある。

みんなで盛り上がってる時に、
「私は違う」と言えたり、
少なくとも、同調しない自分であるためには、
自分の感覚を本当に信じる事が不可欠。

病的なほど忘れっぽいのが、
私の日常だから。

…てなことを言ってたら、
親から離れてきたけど、
まだ批判的にはなってない6年生の子どもが
車のエアコンを使わせてくれなくなり、
窓を開けて出かけた午後2時…。

おーい、許してくれー。
今はエアコン要るでしょー?
要るときは使おうよー。

「ためらわずエアコンを使いましょう」も
「節電のためにエアコンを控えましょう」も
「欲しがりません勝つまでは」も、
ある立場では正しいんだけどね。

だけど、正しさは人の数だけあるし、
ケースの数だけある。
それを一つにするのは間違ってる。

正しさは自分で決める必要がある。
関係者が対話して決めることを厭わないこと。
正しさを考えるときに、
頭だけじゃなくて「心も込めて」考えたい。

あんまり頭のデキが良くない私としては、
自分の心のセンサーを信じるのが、
踊らされないための最善の策。


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