『自由の哲学』を読む ~日々の暮らしから~

日々の「?」から始めて一歩ずつ
自分で見て考えて、行動していきたい。
私の自由が人の自由にもつながりますように。

なくし物とその後の話

2018年08月16日 | 昼行燈より愛をこめて

私に似て、ぼーっとした子どもが、
出先で大事なリュックを無くしてきた。

無くしたものが、
中に入れているものじゃなくて、
リュックそのもの、というあたり、
大者というか、救いがないというか…。

どこでどー無くしたのか。
どう思い出しても、思い出せないらしい。
ボソボソ説明するけど、確認のために聞き返せば
「…と思ってるけど、自信ない(TT)」と。

ホントにまったく、
ぼんやりしてるんだから!

あきれるけど、
私とて、身に覚えがないわけでもない。
というか、山盛りある。笑うほどある!

ふてぶてしく笑い飛ばす私と違って、
子どもは心がやわらかい。
落ち込んで無口になった子どもを見ていると、
こっちまでせつなくなってくる。

届けるところに届けて、もう出来ることもない。
はぁ…。どーしたら、ピリッとできるんだろうね。
忘れ物、無くしもののない人って、
普段、何考えてどう動いてるんだろうね。

夫に聞いてみる。
「普段から、ポイントは意識的にしてる。
出かける時には、鍵と財布とケータイ。
移動する時には、後ろを振り返って忘れものがないか。
ひとつひとつ意識する」だそーで。

意識し続けてない時に無くすんだよ!
と言えば、進歩もない。
それが出来りゃ苦労はしない!
と思うけど、繰り返したくもない…。
ので、とりあえず「意識してみる」と唱えてみたけど。

心は充分落ち込んでるみたいだから、
自分の子どもの頃の失敗話をしてみる。
まぁ、今日一日くらいは仕方ない。
静かに落ち込んでおいていただくか。

話をしているうちに、
「自分でリュック買う?」という事になった。
今のガッカリ感を次につなげるために。
自己評価ダダ下がりのまま放置しないために。

考え方としては、
「私はダメだ」、と思って欲しくないもの!
アホなこともしちゃうけど、
人の役にも立てる、と思って欲しいもの!!

人が助かることをすることで1ポイント。
リュックを買うために、冬までに300ポイント溜める、
という計画のもと、
朝ご飯は1ポイント、洗濯は2ポイントなど、
家の手伝いのポイントを決めた。
家の外で起こることは随時、申告制。

ポイント制で見える化して
(せちがらいけど励みにしやすい)
リュック無くした分のマイナス300ポイントを乗り越え、
プラマイ、プラスを目指す。

つまり、落ち込みを乗り越えて
自信を取り戻して欲しい。

今日は朝から、ごはんを作ったり、
洗濯を干したりしてくれて、
ホントに助かってます。

ありがとう。

また落ち込むこともあるだろうけど、
この取り組み具合を見れば、
ローティーンは(というより、ウチの子どもは)、
落ち込んだ記憶がどのくらいで消えるのか
(再び復活するのか)のバロメーターにもなるなぁ。

この失敗で、何を伝えたいかな、って考えた時、
悪気がなくても失敗は起こる、ということ、
起こってしまったら一通り落ち込んで、
次に、そこから学べばいい、ということ。

ついでに、
今できることを考えて、カラダを動かしていると、
自動的に元気になるよ、てなことも加えて。

人生は陰と陽のバランスと織りなしだからね。
って、なんでそんな大きな言葉を使うんだか、私。
いや、こないだ「陰陽師」読んでたから(^^)。

あれこれもどかしいけど、
子どもが成長するのを
近くで見ていられるのって、
しみじみ、シアワセです。

もっと見る目が欲しいな。

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