『自由の哲学』を読む ~日々の暮らしから~

日々の「?」から始めて一歩ずつ
自分で見て考えて、行動していきたい。
私の自由が人の自由にもつながりますように。

カバンも胃袋も心も、空っぽの方がたくさん入る

2020年07月23日 | 神智学(テオゾフィ)


今日も4人で神智学(テオゾフィ)の認識の小道を読みました。
しつこいくらいに
「先入観や、エゴ、快不快をいったん置いといて、
まっさらな心で対象に向き合う」ということの重要性が書かれています。

数か月前には、みんなで
「先入観を捨てるって言うけど、
今までの経験で学習したことの積み重ねをナシにするってことかな?」
と言い合って、すごーく抵抗のあったことが、
何度も読んでいるうちに
「まぁ、心の筋トレとしてやってみよっかな」という事になりました。

まさに、こういうのを
「先入観を捨て、真摯に向き合う」というのではないでしょうか。

快不快やエゴをいったんヨコに置いといて、
真っ直ぐ対象に向き合うための一番いい練習は、
「キライな人を対象にその練習をすること」
だそーです。
「それはキツそうだ」
「あえてその人のことを考えたくない」
などという意見も出ました。

「書いてあることはわかったけど、
子どもに向かって怒鳴り散らしてるから、
実際は難しいなぁ」という話も出ました。

ので、「じゃあ、1回でいいから、
自分で実際にやってみて、
どんなことが起こるか試してみましょう」
ということで、今回の宿題は、なんと、
「(もちろんたくさんやれたらその方がいいけど)
1回だけでいいからイラッとしたり、もう無理!って思った時に、
「自分の言いたいことを黙らせて、相手に寄り添ってみる」
ってのをやってみることに。

2週間で幸いにもイラッとすることがなかったら、
人じゃなくても、イヤな気持ちになる出来事や社会情勢、
思い出やモノでもいいかもしれません。

でも、やっぱり、出来れば、
実際の目の前の人に対してやってみる方が、
相手との関係に変化があるかもしれないし、
自分の感じ方で何か新しく気づくことがあるかもしれないし、
反応として「すぐ答えが出る」
と言う意味では、おもしろいね。

そうやって決めてから半日経ちましたが、
家族の間でもイラッとすることはあるもので、
いくらでも心の筋トレができそうです。

ランドセルでも胃袋でも、
からっぽの方が、外からいっぱい入るように、
心も、自分のエゴを満タンに詰め込んで
溢れそうになっていたら、
相手の気持ちは何も入って来ない、
ってことなんでしょうね。

快だけを拾って日々をつなぐ心の持ち方もいいけど、
ホントウを知りたい時には、
不快をセンサーにして自分の状態を見直す
という在り方を繰り出せたらいいなぁ。


実は今日、始まる前からずっと頭痛がしていて、
参加される方が「延期でもいいよ」と言ってくださってたのです。
でも、まぁ、自分の体調不良なんかで変えたくなかったので、
予定通り、やってみました。

そしたら、
こんな、頭の痛そうなややこしい本を読んでいるのに、
一緒に読んでいる間に私の頭痛が、どんどん復活してきて、
終わった時が一番元気いなっていった、
という謎の鎮痛剤クラスでした。

慣用句じゃなくて、
実際に元気をもらえたのでした。
ありがとうございました!!!


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