屋根裏を整理していた夫が、
見慣れない段ボール箱を持って降りてきた。
ミカン箱より大きくて、ずいぶん軽く、
ガムテープのふちが飴色ににじんで、はがれかけている。
この、思わせぶりな箱。
開けてみると、大量の折り紙ブロックが出てきた。
そう。そういえば、義母が闘病していた時、
いつもテレビの前のソファでこれを折ってたっけ。
夫の実家には、これを組み合わせて作った
干支や動物などが、あちこちに飾られているのだ。
義母が鬼籍に入ったのはもう10年以上前。
お葬式や何やかやが一段落した後、
なぜか義弟が「にーちゃんもひとつ持っていけ」と、
そのまま蓋を閉じて渡してくれて、ウチに持ち帰った。
それから一度も開けられることなく、
屋根裏で眠っていた段ボール。
懐かしいような、申し訳ないような気持ちで、
箱の中身をひとつずつ出してみた。
これから折る予定だったであろう
同じサイズに切り揃えた大量の紙、
色ごとに袋分けした折り紙ブロック、
今は大学生の姪が、幼い頃に書いたらしい落書き、
手芸用の和紙、昔のチラシ、日用品のレシート…。
さながら、タイムカプセルだった。
長い間、少しずつ調子が悪くなっていた義母は
13年前、娘が生まれた時、車で2時間かけて来てくれた。
お宮参りの時も、また来てくれて、
神社で娘を抱いて、「孫のお宮参りができた」と
笑顔で写真に納まっている。
ダンボールの中身をコタツの周りに広げておいたら、
身長160cmを超える中一の娘が(娘に影響されて私も)
手慰みに折り紙ブロックを組み合わせ始めて、
いつの間にか、こんなことに!
お義母さん、喜んでくれてるね、きっと。
残念ながら、あなたの息子は、
こういう細かい事が苦手で、
ものの5分で投げ出してしまいましたが (^^;)。
でも、まーまー、家族仲良くやってます。
いつも見守っていてくださって、
ありがとうございます。
見慣れない段ボール箱を持って降りてきた。
ミカン箱より大きくて、ずいぶん軽く、
ガムテープのふちが飴色ににじんで、はがれかけている。
この、思わせぶりな箱。
開けてみると、大量の折り紙ブロックが出てきた。
そう。そういえば、義母が闘病していた時、
いつもテレビの前のソファでこれを折ってたっけ。
夫の実家には、これを組み合わせて作った
干支や動物などが、あちこちに飾られているのだ。
義母が鬼籍に入ったのはもう10年以上前。
お葬式や何やかやが一段落した後、
なぜか義弟が「にーちゃんもひとつ持っていけ」と、
そのまま蓋を閉じて渡してくれて、ウチに持ち帰った。
それから一度も開けられることなく、
屋根裏で眠っていた段ボール。
懐かしいような、申し訳ないような気持ちで、
箱の中身をひとつずつ出してみた。
これから折る予定だったであろう
同じサイズに切り揃えた大量の紙、
色ごとに袋分けした折り紙ブロック、
今は大学生の姪が、幼い頃に書いたらしい落書き、
手芸用の和紙、昔のチラシ、日用品のレシート…。
さながら、タイムカプセルだった。
長い間、少しずつ調子が悪くなっていた義母は
13年前、娘が生まれた時、車で2時間かけて来てくれた。
お宮参りの時も、また来てくれて、
神社で娘を抱いて、「孫のお宮参りができた」と
笑顔で写真に納まっている。
ダンボールの中身をコタツの周りに広げておいたら、
身長160cmを超える中一の娘が(娘に影響されて私も)
手慰みに折り紙ブロックを組み合わせ始めて、
いつの間にか、こんなことに!
お義母さん、喜んでくれてるね、きっと。
残念ながら、あなたの息子は、
こういう細かい事が苦手で、
ものの5分で投げ出してしまいましたが (^^;)。
でも、まーまー、家族仲良くやってます。
いつも見守っていてくださって、
ありがとうございます。
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