『自由の哲学』を読む ~日々の暮らしから~

日々の「?」から始めて一歩ずつ
自分で見て考えて、行動していきたい。
私の自由が人の自由にもつながりますように。

三年寝太郎に学ぶ

2020年10月19日 | 考える日々
昨日、「カミサマみたいな大きな存在は、
偶然やひらめきを装ってヒントをくれる」
みたいなことを書きました。

あやしいと思う? 人も多いだろうね。

でも、ホントあやしいかもしれないけど、
「いるかも」って思うだけで
受け取れるものが増えるから、
騙されたと思って
「いるかも」って思ってみればいい。

たとえばね、
霊感のない私が「受け取った」と感じた
最近の出来事は、こーゆーことです。

えーと、ワタクシ、
勤めを辞めてから、もうすぐ3年なのです。
んでもって、こないだ、急になぜか
「三年寝太郎」が読みたくなったんです。

そんなの、普段思い出すわけもないのに、突然。
自分でも理屈はわかりません。意味不明です。
でも、なんか読みたくなったから、
いろんなバージョンの三年寝太郎を読みました。
「頭から否定せずに受け取って読んでみた」ってことです。
読んでみると、そうそう、確かにこんな話だった。

寝太郎は最初、働き者だった(そういう設定だった)のに、
働いても働いても、豊かに暮らせなくて、
そのうち、働かなくなってぐーぐー寝始めた。
…この時点で、ちょっと自分と重なってくる。

近所の子どもが「起きろ!」って騒いでも、
いじわるな代官が「働け~」ってたたき起こしに来ても、
「ぷ~」っておならこいて寝てます。

…子どもの頃は、ただおもしろい話だったけど、
大人になって読み返すと、
理不尽に対する抵抗や
イヤだと思うもののためには働かない、
ということもあるのかな?
夢の世界に遊んでいる寝太郎のように、
私も夢の世界で遊んでいるのかも。

寝太郎は、3年3か月たつと突然起き上がり、
ずんずん歩き出して、隣村に行き、
隣村の川から水路を掘り始めました。
寝太郎の村は水不足に苦しんでいたのです。

…「寝太郎は3年3か月で起きる、
オマエも3年経てば、いい加減に起きろ」って思う。
この時点で寝太郎は、
寝てても何かが良くなることはないから、
自分でできることをやろう、って思ったのかも。

村人は「そんな遠くから水なんて引けるわけない」と
バカにして、遠巻きに見て笑ってました。
たけど、寝太郎が毎日コツコツやってたら、
少しずつ水が近づいてきます。

…人がバカにしようが何しようが、毎日コツコツ。
人から評価されてもされなくても(っていうかバカにされても)、
自分が必要だと思うこと、いいと思うことをする。
隣村から水を引くなんて無茶だけど、
自分に出来る範囲の事をする。

なんてすばらしい、なんて自由なの!
寝太郎、めっちゃカッコイイ!

そのうち、子どもが手伝ってくれるようになり、
それを見ていた大人も「もしかして可能?」って手伝いだして、
ついに村に水が引けました。それから先、
村には毎年お米が豊かに実るようになりました。
ちゃんちゃん。

…そうなればいいなぁ~。
バカにだけできる、そういうことが出来たらいいなぁ。
そうじゃないと、バカに生まれた甲斐がない。
計算が苦手な意味がない(^^)。
ここは「自分のキャパを越えてても、
とにかく旗を上げたら何とかなっていく」
ってことを読み取ってしまったよ。

そんなわけで、今、自分が出来る事で旗を上げてみました。、
そしたら、2~3人が「やりたい」と手を上げてくださって。
わお~カミサマ! ありがとうございます!

大きなものの声を受け止めるって、
私の場合、こーゆー感じかな。
三年寝太郎を読んで、応援されてる気がして、
テンション上がって、旗上げちゃった。
前から暖めてたのを、寝太郎が応援してくれた。

おととい、友達とそんな話をしていた時
「私ももうすぐ3年やねん。
昨日なぜか三年寝太郎読んでてね」と言ったら、
「アレに自分を重ねるか、ふつー???」
と笑われました。

いや、私が重ねたわけじゃないけど、
読んでたら重なったんだもの。
「あの話は今読んだら、すごい示唆に富んだ話でさ!」と、
上に書いたようなことを熱く語りました。

んで、「寝太郎は3年で起きると思ってたのに、
実は3年3か月だったから、3か月間の猶予をもらえた気分♪」
って言ったら「やりたいのか、やりたくないのか、どっち!!」
って爆笑されました。

わはは。
まぁ、ふだんの私は、そんなもんです。



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2 コメント

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おはようございます。 (ella)
2020-10-19 05:15:59
なにもしない力業ってあると思います。
根底に、なぜ、を抱えて。
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Unknown (オキツ)
2020-10-19 06:47:28
「なぜ」始まりの「しない」もある、ということですね? するのもしないのもどちらも、勇気が必要な時と、怠惰な時がありますが、今回は勇気を受け取った気がして「する」の選択でした。ありがとうございます!
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