『自由の哲学』を読む ~日々の暮らしから~

日々の「?」から始めて一歩ずつ
自分で見て考えて、行動していきたい。
私の自由が人の自由にもつながりますように。

人と一緒に本を読むということ

2022年04月27日 | シュタイナー

自分の認識能力の問題で、
目の前にあるものが見えない。
どこまででも深く見えることが、
表面的にしか見えてない。

残念な自覚ですが、まぁ、そうなんです。

で、自分の見る目を育てたいな~と思って、
認識の小道クラスとか、別の読書会とか、
あれこれ人様につきあっていただきながら、
うんだりたゆんだりしながら、しぶとく
「もっと見る目を育てたいな~」
という思いを、諦めずにいます。

今日は、自主的な読書会の日でした。
シュタイナーの「魂について」の講演録を、
1回分ずつ×12回で読んでいこうという試み。

先月までは、同じグループで
『自由の哲学』の初版の序から文庫版あとがきまで、
本人の書いた本文も、訳者の書いた文章も、
全文字、一緒に読んでみました。
あ~~~、充実した時間だった!!

今日から別の本『魂について』。
四大著書を順番に行こうか、
という話も出たんだけど、今回は、
わかっているようでわからない
魂にフォーカス。

知識だけじゃなくて、
並行して自分育てもしたいと、
「思考の訓練」をやろう、
という話も出て、宿題を設定したけど、
それもやってきたり来なかったり。

宿題は、
他の人がやろうがやってなかろうが、
自分のモチベーションに影響はない。

一度も出来なかった人だって、
半分しか出来なかった私だって、
もっとやってきた人だって、
「これをやりたい」と思ってることに
届かなかったのは同じ。

先生も案内人もいない読書会。
新しい本に入ったので、
「どうやって読もう?」を探りながら読む。
それ自体が学びです。

テーマごとに「コレぞ!」というテキストを抜き出してみる?
全体で一番大事なことをまとめて言う?
抽象的に書いてあることを自分の経験と重ねてシェアする?

こういう試行錯誤も、
「自分で読む」ことの手ごたえです。
誰かに教えてもらうことに比べたら、
読みは浅いんだろうけど。

とは言え、少なくとも、
同じメンバーで約2年間
「一緒にこの本が読みたい」という意志を
具体的な形で実現して1冊を終えた、
という一点は、誇らしい。

いつも以上に自律とアイデアが求められる読書会。
お互いに「一緒にがんばりましょ!」のモード。
次の本も、最後まで完走できますように。



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