『自由の哲学』を読む ~日々の暮らしから~

日々の「?」から始めて一歩ずつ
自分で見て考えて、行動していきたい。
私の自由が人の自由にもつながりますように。

バス停の時刻表、コレって何の数字?

2022年07月14日 | 考える日々
少し前、京都にポンペイ展を見にいった時、
四条河原町で降りたら、
町の変わり方がすごくてビックリした。
かつて暮らした町だけど、
変わりすぎて、もう手放しで懐かしいとは言えない…。

バス停で時刻表を見たら、こんな数字が。

「コレ何?」と地元の同行者に聞けば、
「一人分のバス代(230円)を稼ぐのにかかる
市バスの運営コスト」だそーで。
乗る人の多い路線だから、ココは130円くらいだけど、
路線によってはバス代以上のコストのところもあるそうで。

うわ〜、市民にそんなことあぴーるするなんて、
京都市の財政、そこまでキビシイんだ。

高い建物も建てず、太い道路も少しにして、
ならば地下鉄を通そうとしても、
どこを掘るにもざくざく遺跡が出て来るから、
研究費はかさむし工事は進まない。

町の人も多少の不便はガマンして町並みを守り通し、
いろんな保全とかの苦労の結果、
町全体が観光都市として、唯一無二の人気を保ってた。
大学もいっぱいあって、学生も多かった。

だから「用がなければ出歩くな」の政策はキツイ。
観光客が来ないと、飲食も土産も成り立たない。
大学がリモートになれば、下宿もしなくなる。
財政の柱自体が崩れてしまったんだな。

京都や奈良は日本の歴史そのものやから、
あそこに量販店とかチェーン系の店とか誘致して、
他の町と同じようにはしたくないよ~~。

と、離れた町に住んで愛だけ注ぐ。
はぁ~、経済なぁ…。
お金、要るもんなぁ~。

学生時代を過ごしたとか、歴史が好きとか、
京都に思い出とか懐かしさのある人が、
気軽に応援出来ることがアレコレあれば、
愛を注ぐ人はいっぱいいるんやろうけどな~。



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