『自由の哲学』を読む ~日々の暮らしから~

日々の「?」から始めて一歩ずつ
自分で見て考えて、行動していきたい。
私の自由が人の自由にもつながりますように。

公開講座というもの

2022年06月29日 | 考える日々


市役所や公民館のチラシラックには、

近隣で開催されるアレコレのイベントの

募集チラシがいっぱい入っている。


「シルバーカレッジ」と言うものがあって、

どんなもんだべさ、ともらってきた。

中を見てビックリ。


名前を聞いたことあるようなセンセイや、

業界の有名人の名前がずらり。


テーマも、「シルバー」から連想されるような、

園芸とか健康とかばっかりじゃなくて、

メディア論だのエネルギー論だの、

国際関係論だの日本文化論だのSDGsだの…、

もう、ものすごい幅広い。


で思ったんだけど…。


こういうことをせっかく勉強して、

視野が広がった人たちの知識や知恵は、

社会にどういう形で還元できるんだろう?

講師の人も、ウンチクさんを増やすために、

話をするわけではあるまい。


いろんな学びについて、同じことが言えるんだけど、

学んだことで、誰かが豊かになったり、

社会が何かちょっとだけ変わったりすると、

一人の力が1ミリくらいだとしても、

全体としては随分、いい社会になるんじゃないか。


「神戸シュタイナーハウス」を

ガラにもなく、自信もなく、身の程知らずにも、

思いだけで、やってきたのも、

自分がいいと思うなら自分がやれよ!

ってことでした。


なんてエラソーに言いつつ、

自己満足のためだけの学びもあります。

そっちはとってもお気楽。


3年ほど前から、またピアノを弾きだしたんだけど、

それは、今のところ、どこにも還元できない。

「音楽で暮らしを豊かに彩る」は確かにあるけど、

わかりやすく言えば、自分が嬉しいだけなのね。


友だちのお子さんに言われて弾いたりする程度。

あ〜、そーいえば、一回大人クラスでやったな〜。

「プロじゃなくてもお絵かきを楽しめるように

習ったことなくても音楽を楽しめたらいいな」って、

一緒に音を作って、合奏してみたりしたっけ。

その時の数人には還元した…か?


自分の喜びのために何かを学べるのは、

と〜〜〜っても豊かなこと。

だけど、そこで留まってたらもったいない。


上手下手に関わらず、専門知識の深さに関わらず、

学習歴の長さに関わらず、伝え方の熟練度に関わらず、

それで人と一緒に楽しむことができたら、

その分、社会がちょっとだけプラスになる!


そう、それは誰にでもできること。

社会への還元は、義務ではないんだけど、

たとえば、バスを降りる時、

運転手さんに笑顔で「ありがとう」って言うと、

ちょっと社会のプラスが増える、っていうような感じ。



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