『自由の哲学』を読む ~日々の暮らしから~

日々の「?」から始めて一歩ずつ
自分で見て考えて、行動していきたい。
私の自由が人の自由にもつながりますように。

ピアノ線がピアノを卒業したら?

2018年07月25日 | 昼行燈より愛をこめて
いきなり大上段からモノを言いますが、
人間の特権は次の3つです。

・手を使う(新たに創造する)
・言葉を使う(データではなく)
・遊ぶ(ムダなことをする)

今日は人間の特権のムダ使いをしてみました。
どんなムダなことをしたか、というと、
コレ!



この、なんの変哲もない針金は、
畏れ多くもスタンウェイ(という高級グランドピアノ)のピアノ線。
の、切れたもの(^^)。
子どものレッスンで、連弾していたら、
プチン!と切れてしまったのです。

「弦が切れるなんて、初めてです!」
と驚いていたら、先生が取っておいてくださって、
次のレッスンの時、
「端っこ、気を付けてお持ちくださいね」と、
見せていただいたのでした。

ほぉ、コレがピアノ線。
「何が作れるかなぁ~、何に使えるかな〜」と
あちこち触っていると、
「ええっ、コレで工作なさるんですか?!」と驚かれ、
「工作…は、するかどうかわかりませんが、
初めて見るものって、ちょっとワクワクします♪」と、
切れたピアノ線、お持ち帰りィ~。

華やかで上品な先生との時間は、
異文化交流な対話が満喫できる、
楽しいひと時です。

さて。
ピアノ線の端っこのコイルを見てひらめいたのは、
蚊取り線香ホルダー。
ええ、夏ですもの!

コイルの先にひっかけた蚊取り線香は、
水遣りの時なんかには、気軽に持ち運べて、
その場にぶら下げておくと、
いい蚊よけになってくれましたv(^^)v。




気軽に引っ掛けて
提灯みたいに持ち運んだりもできるし、


ピアノ線はしっかりしているので、
土に刺せば、その角度のまま立ちます。


いや、スタンウェイ卒のピアノ線で、
蚊取り線香ホルダーになったのは、
きっと、世界中で君一人じゃないだろうか?
はるばる日本まで旅をして来た甲斐があったね!

でも、なんとなく、
研鑽を積んで才能を磨いてきたプロのピアニストが
炎天下で草抜きをさせられているような、
「いったい私に何をさせるのよ?!」感がせつない、
即席蚊取り線香ホルダーなのでした。

やっぱ、申し訳ないかなーー?


オマケ:

人間様の具合のいい角度に曲げようと
コイルの端っこを無造作にクイッと押したら、
さすがピアノ線!プライドが高い!
当り前だけどすごく硬くて、
お約束のように指を刺しました(^^;)。

朝、コレを持って庭をウロウロしていたら、
礼儀正しい隣のお兄ちゃんに
「おはようございます。何ですか、それ?」
と不思議そうに聞かれました。

トキメキのままに説明すると、
案の定コメントに困られたので、
「ゴメン! 見なかったことにしてください」
と許しを乞うて、一時退却しました。

「他人から見ると謎である」と言うようなことも、
少しは考えるべきであった。わはは。

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