2か月に一度、手仕事の会に参加しています。
ちょっと不思議な内容。
刈り取った羊毛を洗って草を取り、
カーダーを通して紡いで糸にしてみたり、
2週間ほどかけてお日様の力で染めてみたり、
1時間ほどで鍋で煮て染めてみたり、
(タマネギで染めたのが、偶然タマネギとそっくりだった!)、
それを手で組んで紐にしたり
(この2本の色の出方がときめく!)
2本の棒で編んでボールにしてみたり。
(綴じ目がキレイ!)
あ、羊毛を重ねて
載せるものを生かすためのマットを作った時もあったなぁ。
夏には漁師さんのみたいに
網を編んだり修理したりする方法も教えてもらって、
それもめちゃくちゃシンプルで素朴だったけど、
前回教えてもらった「ノルバインディング」は、
世界最古レベルの北欧地方の編み物らしい。
素朴で大きな1本の針を使って、
まさにひと目ずつ編んでいく。
棒針の5倍や10倍は、時間かかる(自分比)
針の通し方によって、
糸をねじったバージョンが上、
真直ぐ入れたバージョンが下。
時間はかかるけど、
編み目のゆるゆる加減がなんとも魅力的。
組んだものと比べてみたら、
そのゆるさ加減がよくわかる。
このゆるゆるバージョンのまま平面に編み進めていくと、
どんなのが出来るんだろ。
またやってみよ。
手仕事って、ホントにいろいろあるよなぁ。
その時しかやらない技法は、すぐ忘れちゃうし、
出来上がりも満足するものばかりじゃないし、
なけりゃないで問題ないものだったりするんだけど。
じゃあ、なんでやってんだ??
集中する静かな時間が好きなのかも。
そうやって、生活の何かを自分で作っていると、
モノを愛おしく大切に思う気持ちや、
手間暇かけたモノに寄り添う気持ちが、
自分の中に育っていく気がする。
そしてやりすぎたりする。
靴下を繕うために、毛糸を買って来たりして。
「毛糸買うなら靴下買えば?」と思ったりもするけど、
「毛糸買ったら他のものも繕えるし、他にも使えるし」と、
言い訳はいくらでも出て来る(^^)。
よーするに、
なんだかんだ言って好きなんだな、手仕事。
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