『自由の哲学』を読む ~日々の暮らしから~

日々の「?」から始めて一歩ずつ
自分で見て考えて、行動していきたい。
私の自由が人の自由にもつながりますように。

「内閣総理大臣賞!」のリンゴ

2017年12月29日 | 昼行燈より愛をこめて
リンゴをひと箱注文した。

届いた箱を見ると、なんと、
「第51回農林水産祭 内閣総理大臣賞受賞」
「第41回日本農業賞 大賞受賞」
と、華々しく…は全然なく、
シンプルなゴシック体で書いてあった。

なにこれ!
全然そんなアピールもなかったのに、
すごいリンゴが届いたよ!
と、盛り上がる私。

ひとしきり「ウマそー!」と盛り上がった後、
娘(小5)が
「総理大臣ってさ、リンゴにも詳しいの?」と問う。

なんでやねーん!
しかし。そう言えば? はて??

…わからんのに賞出すなっ!
と、思わずに、
すっごーーーい、ウマソーーー!
と思ったことに、
多少のヤラレタ感を感じつつ(^^;)。

夫が「たぶん、
農業の人とか、味覚の鋭い人とかが審査して、
総理大臣の名前で出してる賞じゃない?」と言う。

そっか。なるほど。
そりゃそうか(^^;)。

誰が審査したかとか、評価基準とか、
審査方法とか、全然気にならずに、
「すごい! おいしそう!」
と思えるだけのネームバリューが、
総理大臣、という名前にあるもんなー。

肩書きって、そういう役目なんだろうね。
大学とか、資格とか、ブランドとかも、
きっと同じ。

ふと思い出したのが、
ヨソの会社の仕事の評価の話。

「いくら適正に評価しようと思っても
“わかってる人”を評価するのが
“わからない人”だ、というのは、
ホントに大きな問題なんですよ」。

そんな風に、
評価基準だか制度だかを
作る側の人がつぶやいていた。

自分の評価って、その程度のモンだ
と思ってたら、気が楽なんだけどね。
「自分の評価は自分で決めるから、
テキトーにやっといて」って。

賞もらったからって、
おいしいリンゴが作れるわけじゃなし。
評価やもらうお金の高い低いで、
自分の値打ちが決まるわけじゃなし。

でも、
自分でリンゴの味を確かめようとしない、
ナマケモノ相手なら、
賞は結構役立つと思います。

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