言葉にしなければ、
自分が感じたことですらそのまま流れてしまう。
自分の考えすら意識することができない。
言葉にするという事は、
自分の船を自分で漕いでいくためのオールを
手にするということ。
私は時々、オールを手にして、
自分の船を漕いでいるつもりになる。
だけど、実際は、
沿岸部の安全なところをウロウロしているだけで、
いつまで経っても船出をしない。
それなら、地に足を付けて畑を耕している方が
よほど真っ当じゃないか。
沖に漕ぎだして、潮にさらわれるのが怖いのだ。
風に吹かれて迷子になるのが怖いのだ。
生きているということが、
ただ呼吸をするだけのことではないと分かっているのに。
心に嘘をつかないこと。
言葉にすること。
行動すること。
その3つを重ねようとする時、
私は私の命を生きている。
だから、今みたいに偉そうな事を考えている時は、
「それ、いい恰好してない?」
「それ、実際どうやったら出来るの?」
と問うことで、3つのピントが合っているか確認する。
3つを重ねたところが、本当のところのはずだから。
大した事じゃなくていい。
沖に出る勇気がないなら、
沿岸部で魚が1匹釣れたらそれでいい。
そういう命なら、それで上等だ。
最大の謎は自分の命の使い道。
その意味を他人は答えてくれない。
自分で答えを描いてあげよう。
そして、3つのピントを合わせていこう。
旅・・・千春ですかね・・・
人生とも言います。