『自由の哲学』を読む ~日々の暮らしから~

日々の「?」から始めて一歩ずつ
自分で見て考えて、行動していきたい。
私の自由が人の自由にもつながりますように。

AIの前提。人はDNAのアルゴリズムで動いてるわけじゃない!

2019年12月11日 | 『AI 分岐点に立つ人類』

『AI 分岐点に立つ人類』
涼風書林刊


AIが人類の危機になる前に、
私に何ができるかな、と思った時、
自分で考えてみること、はできると思ったので、
少しずつ考えながら読んでいます。

そして、同時にもっと他の人にも読んでもらって、
その方の能力の範囲でまた違う動きをしてもらえたらいいなと、
手っ取り早く「この本、いろんな人にオススメしよう」
と思ったので、ひとまずココで勝手にオススメしています(^^)。


AIが出てきたことによって
以前よりももっと具体的に
「人って何ですか?」が問われています。

そういえば、以前考えたことがあるな。
5年ほど前に。
ココ

「人は人やん。機械とは違う」とわかっていても、
どう違うのかを言葉にせずにはいられないほど、
機械が人の真似が上手になり、
部分的には人の能力を超えていっています。

最初は、人がAIのルール設定をしていますが、
AIは自分で自分を教育できるようになっているので、
人が教えないことを勝手に学習してしまうのがAIです。
ビッグデータやインターネットのすべてのページの中から。

AIはインターネット上の厖大なデータを
すべて理解して覚えるのに、数分しかかからない、
なんてことが書いてあります。

歴史年号や英単語のスペルが覚えられない私は、
自分の「人としての価値」を問わざるを得ません。
あ~~~~(T_T)。

いや、自信をなくすとかいうことじゃなくて、
誰でも感覚として、「人としての価値は、
正確に記憶する、理解力がある、処理能力が早い、
などということ以外にある」のはわかっているので、
それをちゃんと言葉にしてみたいな、
そして、それを意識して生きていきたいな、
というのが、私の課題です。

序章で切実に何度も書かれているのは、

「私たちの自我や思考は、
 DNAのアルゴリズム通りじゃない」

という、当たり前だけど忘れられがちな
人間存在の前提です。

AIの前提は、コレで成り立っているそうです。
計算すれば、すべて答えが出る、と。
まぁ、人だって、わりとそういうところありますけど。

「よく笑う人は幸せになるんだって」とか、
「納豆を食べると元気になるんだって」とかいう話を聞いても、
それだけだと「ああ、聞いたことあるー」と思うだけですが、
TV番組とかでわかりやすい画像や権威ある解説者の話と共に
「脳内の(あるいは体内の)ナンタラ濃度が20%も増えるんだって」
と、具体的に説明されれば、
「へ~~、そうなんだ。笑わなアカンなぁ~」とか
「明日納豆買いに行こう」と、カンタンに誘導されますもの。

こういう反応を見る限りでは、
「人は、笑いスイッチを押せば幸せになる」
という、一定のアルゴリズム通りに動いています。

でも、人ってそんな単純なもんですかね?
そんな時もいっぱいありますが、
そうじゃない時を意識的に増やしていけるのが
人間なんだと思います。

身体に密着した心のニーズには逆らえませんが、
(トイレ行きたいとか、おなかすいたとか)、
もっと精神的な心のニーズ
(元気になりたいとか、誰かを励ましたいとか)
には、方法がたくさんあります。自由です。

自由こそ、その一人ひとりの違いこそ、
人の人たるところじゃないですかね?
そこを、なるべく手放さないようにしたいです。
難しいんだけど。

トクすることを目の前にぶら下げられたからって、
その「トク」に飛びつかないこともありますよね?
その判断をする時には、アルゴリズム通りの行動じゃなくて
かなり「人」が、「自分」が、際立っている状態だと思います。


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