
年内にお渡ししたいものがあって、
シュタイナー界隈を引っ張っておられる方のお一人と、
お話する機会がありました。
「郵送します」と言ったら、思いがけなくお時間いただけて、
この年の瀬に、とても贅沢な時間でした。嬉しい~!
その方とお話する中で、
テツガクの事とか、翻訳の事とか、
見るという事とか、音楽の事とか、
一人で聞くにはもったいない話を
あれこれたくさん聞かせてもらいました。
芳醇すぎて、まだ全然、消化できないので、
少しずつ自分の言葉にしながら、
咀嚼していきたいと思います。
今日ひとつあげるとしたら、たとえば、
植物観察の話。
何かの花を見ていても、実は全然、見えてない。
形が見えても、その本質がまったく見えてこない。
ニンゲンを見る時ほどの関心を植物に向けてはないけど、
植物を通して「見る目」は育てたいと思う。
今まで、相手をちゃんと見ないで過ごしてきたから、
人とのつきあいでも、それが課題になっている。
昔から、私は人のことが見えていなかった。
クラスの中で、誰が誰のことを好きだとか、
あの先生は最近どうだとか、こうだとか、
全然わかんないタイプだった。
相手の言うことは聞こえてるし、
やってることも見えている。
だけど、その本質が私には見えていない。
その場にふさわしいであろう反応をしつつ、
その場を楽しく過ごせることで、良しとしてしまう。
なぜそうしたいのか、なぜそれを言いたいのか
どこに向かおうとしているのか、
何を大事にしていきたいのか、
それは私とどこが同じでどこが違うのか。
本質がまるで見えていない。
そして、
その深みをこそ、見えるようになりたい。
そんなことを思っていたら、
植物観察と重なるところがあって、
ものの見方を、植物観察を通して練習できる、と
教えてもらったのでした。
具体的な方法については、また今度。
っていうか、来年!
そっか~。
年を越す。
ひとつの大きな区切りですね。
明日になれば何もかも清らかに、
静かに整っているんでしょうね。
そのためにも、今日はあれこれ働くぞ~!