朝、ひとフォルメン終えて(?)、
ラジオ体操のち、コーヒーを飲み、
「さ~て!」とPCの電源を入れた。
マイクロソフト提供の
最初に出て来るデスクトップ風景。
いつもは「キレイだな」と思うだけで、
スルーしている。
でも今日は、その風景に妙に魅かれて、
「起動が遅くなるな」
「寄り道したら30分潰れるな~」
と思いつつ「どこの風景?」とクリック。
そしたら、謎にピカソのページに飛んだ。
結婚した時に、
友達からピカソの額入りポスターをもらうくらい、
ピカソには魅かれるものがあるので、
その風景のことはどっちでも良くなって、
リンク先のピカソのWikiに目を通す。
ピカソって、多作だとは聞いていたけど、
生涯におよそ1万3500点の油絵と素描、
10万点の版画、3万4000点の挿絵、
300点の彫刻と陶器を制作したそうで!
合計、ざっと15万点!?
子ども時代と最晩年、戦争などを考えて、
91歳で亡くなったから、
まぁ、普通に制作できる期間が75年として、
15万点を75年って、どういうペース??
1年に2000点。
1年54週として1週間37点!!
1日5点以上、365日75年間
毎日休みなく作った計算になる。
週休2日で換算したら、
75年間ずっと1日7点以上を作ったことになる。
おお~~~。
てか、こんな膨大な数、
誰が数えて管理したんだ?
15万点って!
このブログ、10年以上書いてるけど、
2000記事もないぞ。
フォルメンだって、
まだ数百枚程度だぞ。
驚愕~~!
そして、一番下の「語録」の欄までくると、
以下のような言葉が。
労働者が仕事をするように、
芸術家も仕事をするべきだ
おお~~~~~!!!
勤勉であることと、
芸術家であることは、
あんまり関係ないと思っていたけれど、
そんな余裕かましてる場合じゃないね。
朝9時から夕方17時まで、
制作してる人が言うならいいけどさ。
ダラダラしながら言うことじゃない。
人を愛すること、生きることに使う以外は
すべての時間を制作に当てた、
くらいのペースで、取り組んだ生涯。
過集中の人になりたい…。
何もかも周りが見えなくなるくらい、
必死に向き合う人の力に憧れる。
その中で、ひらめきも生まれるし、
技も画風も育っていく。
そういえば、
妊娠中に、社会から離れて、
たっぷり1人の時間があった時に、
朝から晩まで、手書きで思いつくまま
ノートを埋めていた時期があった。
それまでの自分をリセットして、
なるべくキレイな自分で
赤ちゃんに来てもらおう作戦。
それって、私には「掃除」
みたいなイメージだった。
処世術やズルや不安で溜まっていくような、
精神のゴミをキレイにしていこう、って。
ピカソの場合、もしかして、
そういうゴミがなかったから、
全部、作品になっていったのかしら。
そんなわけないか??
すごいな~~。
まぁ、ピカソにあったかどうかわかんないけど、
自分には、確実にあった(というか今も「ある」)、
処世術やズルや不安みたいなものも
人間らしくて愛おしいけどね。
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