経済的に収入が激減した今(個人的な話ね)、
窮屈さを感じるところと、豊かさを感じるところがある。
窮屈さを感じるのは、単純にお金を使うこと。
豊かさを感じるのは、たとえば、
絵を描く、人と話す、一緒に歌う。
シバリから開放された自分の目で見て考える。
子どもや若い人を見守る。
それこそ、何が大事かを一緒に考える。
勝ち負けや判断を交えずに自分を開く。
周囲の人と、考えを分かち合う。
身の回りの人の相談に乗る。
いろんな人と心開いて対話する。
考えと考えの化学反応を楽しむ…。
みたいなところ。
たとえば、パステルで季節の花を描くとか。
そういうのって、自分でやれば、
あんまりお金いらないんだよね。
智恵や心や習ったことなど、
すでに自分が持っている豊かさを外に出していく、
という方向は、
経済成長が望み薄になった後、注目するに値する、
お金に頼りすぎずにシアワセに生きる、肝だと思う。
昔の人が井戸端で自然にやっていたようなこと。
若い人が机上でしか知り得ない智恵が
年を重ねるごとに、自分の身体を張って得てきた、
自分の智恵として、自分の言葉として
実感を伴って、磨き、伝えていけます。
それを若い人と分かち合うことは、
お互いに、大きな喜び。
もちろん、
自分がホメられるために語るなんていう、
自信のない老人にはなりたくないですけど。
私、心や智恵という、形のないものを
もっと磨いていきたいと思います。
そんな老人になって行けたらいいな。
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