ガザ・パレスチナと共に生きる 白杖記

全世界のすべての自由な人々、すべての人類、民主主義を主張するべての人々に訴える。もうたくさんだ!

◆◆10/25記事◆◆

 

◆10/25(金) ガザ地区中部の避難所に空爆 17人死亡…多くは女性と子ども(日テレNEWS NNN) 
 中部のヌセイラト難民キャンプで避難所として使われていた学校に24日、軍の空爆があり、17人が死亡、死亡したほとんどは女性と子どもで、11か月の乳児もいた。

◆10/25(金) ガザ停戦交渉、ドーハで再開へ モサド長官が27日に訪問(ロイター) 
 ブリンケン米国務長官は24日、米国とイスラエルの交渉団・モサドのバルネア長官が27日にドーハを訪問し、会合を開く。バルネア長官は、米中央情報局(CIA)のバーンズ長官、カタール首相と会談する。ハマスが新たな交渉に応じるかは不明、ムハンマド首相は過去数日間にドーハにあるハマス政治局の関係者と協議し、エジプトも個別にハマスと協議を行っている。

◆10/25(金) エジプトがハマスと会談、停戦交渉再開に向け イスラエルも歓迎(ロイター) 
 エジプトは24日、カイロでハマスの代表団と会談した。ハマスが運営するアルアクサテレビも、首席交渉官でハマス副代表ハリル・アル・ハイヤ氏が率いる代表団がカイロに到着したと報じた。ネタニヤフ首相は、人質解放合意を模索するエジプトの姿勢を歓迎すると述べた。

◆10/25(金) 「戦争で死ななければ飢えで死ぬ」ガザで再び食料不足の危機、パン店の前に市民殺到(ロイター) 
 24日、ガザ地区の中心部デイルアルバラのパン店の前には、食べ物を求める市民が殺到している。「朝6時からここに来て、パンをもらうために並んでいる。家族は14人いるが、全くパンがもらえない」 「戦争で死ななければ飢えで死ぬだろう。だから我々は全世界に、世界のすべての自由な人々、すべての人類、民主主義を主張するすべての人々、そして先頭に立つアラブ人とイスラム教徒に訴える。もうたくさんだ!」
パン店の店主「世界食糧計画(WFP)の倉庫では小麦粉の在庫が底をついた。組織の活動継続のため勤務時間が短縮されているが、これでは中央部に住む100万人の避難民には十分ではない」

◆10/25(金)  イスラエル、UNRWA職員のハマス司令官を殺害 奇襲攻撃に関与(ロイター) 
 軍は24日、22年7月からUNRWAに雇用されており、同機関の職員リストに名前が記載されていた職員で、昨年の大規模攻撃に参加していたハマスの司令官を殺害した。
UNRWAは、武装集団のメンバーである職員を多数雇用しているとイスラエルから非難され、8月に国連は、UNRWAの職員9人を解雇したと発表している。

◆10/25(金) ガザ出身医師が訴える「教育」とネタニヤフ政権への「国際的制裁」の必要性(Forbes JAPAN) 
 ガザ地区の難民キャンプ出身で、ノーベル平和賞に5度ノミネートされたイゼルディン・アブラエーシュ博士は2008年9月に妻ナディアをガンで失った4カ月後、2009年1月に軍の砲撃で3人の娘ビサーン、マイヤール、アーヤ、そして姪のヌールを殺害された。
殺害された状況下でも博士は「I shall not hate(私は憎まない)」と公言し、暴力では何も解決しないと訴えています。現在トロント大学で教鞭をとっています。
■ガザの現実:移動制限が妻との最期を阻んだ 妻が急性白血病で危篤と連絡を受け、検問で何時間も足止めをくらい、最期の瞬間に立ち会うのがやっとだったのです。
2009年の攻撃では博士の家族も犠牲となりました。ドキュメンタリー『私は憎まない』では、彼の悲痛な叫びが映し出されています。
「多くの人が、私たちが憎しみに包まれると思ったでしょう。しかし、憎しみは伝染する攻撃的な病です」。だからこそ、博士は暴力ではなく、教育と共存こそが未来への道だと強く訴えています。
■平和は「教育」から始まる
 難民キャンプで子供時代牛乳瓶を売り生活費を稼いでいた博士は「そこから抜け出すのは教育だけだと気づいた。」ガザ地区の大学進学率は決して低くないものの、高等教育を受けても失業率は依然として高い状況です。さらに、選択肢を広げるためにイスラエルの学校に進学した場合、外国人留学生枠に分類されるため、一般のヨルダン人と比べて高額な授業料を支払わなければなりません。2023年10月から続くイスラエル軍の攻撃により、多くの子どもたちは初等教育の機会さえも奪われてる現状が続いています。世界に「女性リーダー」を輩出すべく財団を設立特に力を入れているのが女子の高等教育。博士は「男性指導者が支配する世界が戦争を引き起こしている」とし、女性リーダーを意思決定層に増やすことで、世界の安定を図ることができると確信しています。「(産婦人科医として、)私は常に女性の妊娠、出産、育児を乗り越える強さを目の当たりにしてきました。女性には、このようなリーダーの素質が生来備わっていると信じています。」
■家族の転換点:「Zero to Hero」と称された息子の進学 「カナダにシングルペアレントとして子どもたちと到着したその日、私は全員を一部屋に集めてこう言いました。『我々には失敗は許されない。加害者は私たち家族が失敗し、苦しむことを望んでいる。だから、何が何でも成功しなければならない。家族とパレスチナの人々ために』」。
■ネタニヤフ首相への国際制裁は「イスラエルのため」でもある
 「例え、パレスチナ人であっても戦争犯罪を行ったら裁かれるべきだ」と前置きした上で、「パレスチナでもなく、国際的な信用度も高いICCやICJが国際機関が、ネタニヤフ首相個人を戦争犯罪者として裁くことは、イスラエルが自滅から防ぐために必要だ。」と国ではなく個人の制裁こそがパレスチナ人とイスラエル人の共存につながることも平和への鍵だと語りました。イスラエル軍に家族を殺されても、非情を訴えるだけではなく「国ではなく個人が責任を負うべき」というスタンスを変えることはありませんでした。暴力や憎悪の連鎖を次の世代に残さないためには、国際的な協力と行動が不可欠であると博士は訴え、その責任を全世界に問いかけています。(吉田まゆ)

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