上野東照宮は1627年創建の東京都台東区上野公園に鎮座する神社です。
東照宮とは徳川家康公(東照大権現)を神様としてお祀りする神社で、日光や久能山の他、全国に数多くございます。
金色殿(社殿)などの豪華な建造物は、戦争や地震にも崩壊を免れた貴重な江戸初期建築として国の重要文化財に指定されています。
現存する社殿は1651年(慶安4年)に三代将軍・徳川家光公が造営替えをしたもので、遠く日光までお参りに行くことができない江戸の人々のために日光東照宮に準じた豪華な社殿を建立したと言われています。
大石鳥居
1633年(寛永10年)酒井忠世奉納。国指定重要文化財。 石材には備前の御影石が使用されています。
関東大震災の折にも少しも傾かなかったほど工事が頑丈だったことは当時大変驚かれました。
石灯篭
200基以上あり、ほとんどが現在の社殿の建築の年1651年(慶安4年)に諸大名より奉納されたものです。
大石鳥居の脇にある大きな灯籠は1631年(寛永8年)に佐久間勝之より奉納されたもので、高さ6.8mと あまりにも大きいのでこの名があります。 名古屋の熱田神宮、京都南禅寺の大石灯籠と合わせて日本三大石灯籠のひとつに数えられています。
銅灯篭
全48基。国指定重要文化財。諸大名から奉納されました。
唐門両側の6基は、内側より紀伊・水戸・尾張の徳川御三家より2基ずつ寄進されたものです
唐門
絵馬
最近は外国人が描いた絵馬も多くなりました。