もんく [とある南端港街の住人になった人]

ジゴロの作り方

週刊誌やテレビでバリ島のジゴロとそれに引っかかる日本人の問題が話題に上っていた時期があった。今でもネットの掲示板などには多いようだ。

その中に書いてあるのはジゴロに引っかかるようなふしだらな女がいるとか、ジゴロと言う悪い人間がいると言うニュアンスのものがほとんどだと思う。

しかし、それは間違いだ。
ジゴロはそこに居るものでは無く、作って楽しむものだからだ。
ビーチにパラソル、ビーチマット、日焼け止めとジゴロは絶対に必要だ。この夏ジゴロを用意できなかったならば、来年に向けて用意しておこう。

ジゴロ作りのレシピは簡単だ。
1.物価の安い国へ行く。
2.相手の男は誰でも良いができだけ純朴そうな男を選んで話し掛ける。
純朴そうと言う条件は大切だ。最初からジゴロではジゴロを作ることができないからだ。
3.話の内容は何でも構わない。どこかへ行きたいが道がわからないから連れて行って欲しいとか、その時の車は自分がレンタルするから等と言えれば理想的だ。大切なのは自分がお金を払う姿勢を見せる事。何らかの方法で、例えばお昼ご飯を奢るなどだが、お金を払う姿勢はジゴロ作りには後に欠かせない要素となる。
4.ある程度親しく話せるようになったら男の身の上話を聞く。
実際に貧乏で困っているのでなくても自分との経済的格差を認識させるのに役立つしお金を払うための理由を用意させる下地となる。家族に会っておくのも良い。家族は多く場合、彼がジゴロとなって貴方に何かを要求するのを後押ししてくれるものだ。
5.帰国後には現地でちょっと高価に見える贈り物を送る。これはジゴロに投資するパイプラインを引く重要な行いだ。
6.現地語を少しだけ覚えて手紙を書く。自分が男に好意を持って親しくしたい、将来は何でも言うことを聞く用意があると言う姿勢を示すためだ。但し、あまり真剣に勉強しすぎてはいけない。男が買い物の時にコミッション(あなたの買い物に上乗せして請求させ、あなたが居ないときにペイバックさせる金額)の額を交渉しているのがわかってしまうと興ざめだからだ。

ここまでできたらもうあと一歩だ。
7.男からの何らかのリクエストを待つ。
もし「事故を起して病院に行きたい」「友達の物を壊してしまった」など理由で金銭的要求があったり「すぐにでもまた来て欲しい」などのリクエストであればもうジゴロ作りに成功したと思って良い。
8.お土産を持って現地に出向く。注意したいのは行く前に必ず男に旅行のスケジュールを通知すること。他の女性とダブルブッキングになってしまうと旅行中に男を独占できない事もあるからだ。これではせっかくジゴロを作ってもトンビに油揚げになってしまう。また、旅行の期間はそれほど長くない方が望ましい。日本の長期休暇はジゴロにとっても書入れ時だ。長期間独占してしまうのはマナー違反というものだ。
9.お土産はできるだけ現金が望ましい。物では換金ができなくて無駄になる可能性もある。もし「車があればレンタカー屋ができるし君をどこへでも連れていってあげられる」と言ったら素直に車代を現金で手渡そう。但し車は日本で買うより高めである。また、車を購入する手続きや車種選びその他は全て男に任せておくこと。他の女性からも同じ名目でお金を受け取っているかもしれないので、あなたの希望を通すために男に無用な努力をさせるのは避けよう。


サラリーをもらってどんなに働いてもその結果に誰かが喜んでくれる姿を見ることは少ないだろう、しかしジゴロ(とその家族)はあなたのお金によって確かに生きているのだ。ジゴロはあなたのお金に人生のある時間を確実に割いてくれる存在だ。ちょっとのお金で人生を有意義だと確信させてくれるなんてすばらしいと思いませんか。

そのためには皆さん、日本人らしく勤勉に働きましょう。Good Luck !
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