もんく [とある南端港街の住人になった人]

映画「いま、会いにゆきます」

くだらない映画。「世界の中心で...」に匹敵する。
(結果:見る価値なし)

先日見た韓国映画「猟奇的な...」も恋愛ファンタジーのような映画であったがこんなには「くだらない」とは思わなかった。映画が作られた根本部分が違っている。
「世界の...」と「いま、会いに...」は子供文化の映画である。最近の日本で流行っている「純愛」と言うのは子供的、動物的、直感的で説明し難い衝動から来る感情を表していて、そこに大人的思慮は重視されない。だから「叫ぶ」だけに終わる。対して「猟奇的...」では物語の始まりが「いま、会いに...」と同じように運命的な始まり方をしているがそれよりも相手に対しての配慮や思いやりの部分を重視している。主人公はその結果「別れる事を選択する」し「再会までに自分を鍛える」のだ。つまり若者の挙動を面白く描いているが大人文化を反映したものになっていて、結果として整った美しさのある物語になっているように見える。

どうも日本は「子供を子供に育てる」文化が定着しつつあるようだ。「叫ぶ愛」はある意味美しい。いつまでも子供の感覚を忘れないのも大切だ。しかし生きて行くには生きた時間とともに積み重ねていくものも大切にすべきである。また積み上げる事に積極的であるべきだ。「いつまでも子供」では猿と同じだし犬でもできる事だから。
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