つぶあんが入院してしまった後、キャサリンさんは昨日黒で塗った家を囲む低い塀に白ペイントで猫を5匹描いていた。自分は先日入手したkencraftのパワーアンプを開けてスピーカーセレクターのところを修理した。
セレクタースイッチは出来合のスイッチではなくて小さなベークライトの板を数枚重ねてねじ止めした物だ。細かなナットを2つ外すとベークライトが1枚ずつ外れる。ベークライトには導線の箔がパターンを描いているが、うち2枚のベークライトには小さな穴が開いているだけの物がある。その穴は米粒1個分程度の広さの長方形で、そこに銅でできたやはり米粒大のパーツが入っている。入っているが、固定されてはいないので気をつけていないと落として無くしてしまう。
導線パターンとその米粒に付着した黒い汚れをきれいにしてから元のように組み立てる。生産の時にこんなことを本当にしていたのかと不思議に思う。米粒の入っていない製品が出荷されてしまったということは無かったのだろうか?
それからスピーカーBの電線が1本継いであって導通していなかったのでやり直した。組み立てて音を出してみる。スピーカーA、Bともにちゃんと音が出る。きれいな音だ。
しばらくして曲が終わって気付く。ガサガサとノイズが乗る。乗らない時もある。これは真空管プリアンプか?それとも?結局、kencraftから出ていると判明。この前音出しした時には無かったはずだが?
ホコリを払った時にホコリをどこかに付着させてしまったのか?気付かなかったのか?だが、今日はここまでにする。明日はちょっと忙しいのでやらないかもしれないが、早めにやろう。トランジスタの足が黒くなっていないか、ホコリが溜まっているところがないか、できるだけバラしてチェックしよう。
弟からの手紙が届いた。レターパックライトだ。銀行に提出する相続手続き依頼の書類が入っている。明日にも返送しよう。