そこは台南市の科学工業園区(英名でサイエンスパーク)にある。早い話が工業団地だ。
だから工場の安全講習を受ける前にサイエンスパークの安全講習も受ける必要がある。これが何と6時間。
その後にお客先工場の安全講習が2時間。それぞれホームページの申込フォームに記入して申し込む。
なんて面倒なんだ。2年前、ここで仕事していた時には工場の安全講習だけでよかったのに。
多分、工場がたくさんできて、建設作業員が多くなった事で事故も相当増えたんだろう。政府も黙っていられなかったんじゃないだろうか。
同じような物を作っている日本の工場に比べて、なぜか台湾の工場は10倍もありそうな規模。
建設作業員の数も日本のそれに比べたら何十倍もいるような感じだ。これじゃ誰が何をやっているか把握できるわけが無い。
そこで安全管理が必要になるのだろう。
安全講習の内容は日本のものを参考にしているらしく、描いてある挿絵などは日本のなんとかに基づいているって書いてある。パクリじゃなくてちゃんと書いてあるのは台湾人が日本に対して悪く思っていない証拠かもしれない。
でも、日本と違うのは「罰金」だ。安全講習のかなり多くの時間をこの罰金の話が占める。
日本で罰金と言うのは法律に基づいてでないと取れないと思うけれど、台湾ではいつでも企業内で勝手に設定しているらしい。これこれを守らないと罰金3000元なんてのがすごく多い。3000元と言ったら1万円以上だから、給料が新人技術者で10万円程度の台湾人にとってはかなりきつい。
この罰金をやたらに設定すると言う方法は、普段の台湾人の生活態度を見ているとなんとなく理解できる。
(1)お金が大切:これは台湾人ばかりじゃなくて中華系の人に共通する。だからその大切なものに損害を発生する「罰金」は有効な手段かもしれない。
(2)管理はお上がするもの:日本の工場だったら一作業員でさえも安全や品質の管理業務の一翼を担う。提案制度などはその代表的なものだ。でも台湾では管理職と一般社員は全く違う人種で、管理する者とされる者のようだ。大陸中国などよりはずっと民主的だけれども、上と下と言う感覚はかなりあるように感じる。もちろん給料も数倍違ったりする。
以前に私が言った事がある。
「台湾では工場で事故を起こすと罰金で終わりだけれど、日本だったら報告書を書いたりして次の人が同じ事故を起こさない提案をすれば逆にお金をもらえるんだよ。」
そうしたら台湾人技術者が、
「台湾でそれをやったら皆事故を起こすよ。」
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