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もんく [とある南端港街の住人になった人]

台湾点描 その7

1月29日朝。
今度は新幹線じゃなくて在来線で移動です。南下しようか、北上しようかと考えた。

南下したら台湾東海岸に回って北上しその後有名な花蓮(ふぁーれん)などに回れるので良いかなと思っていたら、ガイドブックでは電車の駅から花蓮の見所まではけっこう不便だと書いてある。それに実際、見所もそんなに多くない。長い列車の旅をしてみても見合うものもそれほど無さそう。

そう言うわけで、東海岸側には行った事がないので行きたかったけれど今回は断念しよう。


さて、では西側を北上することに決め、行き先を考える。
こう言っては何だが台湾の歴史を知らない自分にとっては廟や古跡など1つ見ればどれも同じ。とは言え、台湾の見所はそんなのばかり。仕方ないのでどこにでもある聖母廟の大元を尋ねてみることにし、彰化(つぁんふぁ)から海岸沿いの老街である鹿港(るーかん)を目指す。


それでいきなり食べ物の話になるが、鉄道旅行と言えば駅弁。KIOSKに台鉄弁当があったので買ってみる。

パッケージにはその昔のSLの絵があって旅情満点。
しかし、中身は普通の排骨飯弁当。そんなものどこの定食屋でも街の弁当屋にでもあるものだった。台湾の弁当の特徴は日本のそれのようにおかずとご飯の部分が仕切られていない事。ご飯の上にいきなり味のついた豚肉とおかずや付け合せが乗っていて、味が交じり合ってしまっている。

日本人からすればちゃんと分けて欲しいところだが、これも台湾らしさか? それに台湾の食べ物は基本的に後から調味料をつけなくても良いように味がつけてあるのも特徴だ。後から調味料が必要なのは点心とか、スープの中の魚や肉を引っ張り出してスープとは別に食べる(日本にはあまりない)場合しかないだろう。


そんな事はどうでも良いのだが、とりあえずこんな弁当を食べながらどこまでも変化に乏しい窓の外の景色を見ながら(寝ながら?)移動したのでありました。
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