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もんく [とある南端港街の住人になった人]

優秀ってのは...

ある街の本屋さんに行ってみたら文房具が充実していて驚いた。ペンの棚だけで何メートルあるのやら。それも似たようなペンばかりで何を基準に買えば良いのやら?

そのお店は地下で本を売っていたけれどほぼ全てが教科書だったのにまた驚いた。多分全学年分売っているのだろう。教科書の中身を見ると、これがけっこう高度な事が書いてあってさらにビックリ。マレーシア、スゲーな!これ全部やったら日本のカリキュラムのレベル軽く超えるな、と。

うーん、だけどこれやってる割には社会に出てる人は....だな、と新たな矛盾が頭の中を駆け巡る。どうなってるんだろう?

教科書の中身だけど、日本の教科書のように親切に書いてないようだった。それに挿絵も少なくて説明も簡易。紙面が素っ気ない。理解させようとはしていないと言うか、学生に媚びてない感じがする。


先日Facebookで話が出たのは日本の教育がダメになって言ってると言う話。為政者の観点から教育をしてしまっているので扱い易い人を生産してしまうと言うもの。

マレーシアから見ていると、日本の教育の内容、問題はあるけれど基礎知識をきっちり入れ込むと言う点だけはまだまだ利があると感じる事。それはそれでまあ良いような気もする。でも、行動する事や決断する事などはできてない。だってそこは学習内容に入ってないから。

それに先生に従うってところも別に教科とは関係ないけれど自然に教えられてしまう。

日本の弱いところは学習内容じゃなくて先生との関係とか学校って言う閉じた社会の中で自然に学ばされているそうした態度から来るのじゃないかな、と思う。

誰かに従うけど自分で考えない、決断しないところ。誰かに従うってなってると自分で決める必要もないし、議論すら不要。

そうした欠点、よく考えたら別に学校って言うシステムに依存しないでも補正できるのでは?だって別にやっちゃいけないってどこにも書いてないし。そう言う意味で政府がダメだからって絶望まではしなくて良いかもしれない。少なくとも逃げ方を教えておけばどうにかなる。

何か、人の優秀さって、よくわからないけど、知識の豊富さのようなもの以外に、自分で考えたり決めたり実行したりする力なんだろうなと思う。Amazonのジェフ・ベゾス氏なんて、地球のエネルギー問題を解決するには宇宙行くしかないなんて言って個人で宇宙開発しちゃっているけど、そう言うのって知識が豊富だからできるんじゃないよね。どっちかと言うと決断とか実行の方だと思うし。誰かに従ってる人だと絶対そんな事考えないから。
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