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もんく [とある南端港街の住人になった人]

歳とって若い人に学ぶ私

最近の若い人たちは情報発信能力が高い。自分の世代はそれに比較するとかなり劣る。100分の1だろう。そりゃそうだよな。だって普通に就職とかすれば人生の大半はそれだけで済んでしまうと思い込んでいたわけだし。

そう言うわけで、歳とってくると若い人に学ぶ事はどうしても増える。当たり前だ。いつの間にか高校野球やってるのが同世代からどんどん歳下になり、そのうち子供と言って良いほど離れ、そしていつしか孫世代になる。ただ時間が流れていくと言う事なのだ。歳下だからと言って自分の方が彼らより野球が上手いって事は100%無かった。だから野球の事を知ろうと思えば孫より歳下であっても彼らに学ぶのは普通の事。

もちろん野球を学ぼうとは思わないが、いろいろな知識は学ぶ。本書いている著者だって今や歳下ばかりだろう。気にする事は無いが、きっとそうだ。まあ、それは前置き。


それで時々本も読ませてもらうけど、Youtubeも観る。動画を黙って10分とか20分観るのは自分にはちょっと苦痛なのだけれど、手軽だし無料だから。

両学長の「貧乏まっしぐら行動5選」と言うのがあって、Youtubeに紹介されてたから観てみた。全くもってなるほどなのであった。
簡単にその5つを言うと、

1)嫌儲(けんちょ) お金を汚いものと思い込む事。あるある、昔は若い人ほどこう思っていた。それは大人とか大人社会への反発的なところから来ていたし、純粋志向があって芸術とか科学とか、何しろお金は度外視して考えないといけない気がしていた。

2)リスクをとらない これもある。社会の何に反発しても、結局は従う事が最良の選択肢で、それはすなわち会社の中で上手くやっていく事が良いからそのやり方以外の方法は採らない。つまり反リスク志向。この先どうなるかわからない行動なんて一切やらない、やってみない。ダメなら死ぬ前に撤退するとかやり方ちょっと変えてみれば良いかもしれないのに、最初に踏み出さないからそんな事すらできない。

3)ゴシップ情報を見る 目立つ事すると誰かに叩かれると言う考えを身体に染み込ませてしまう行動。どんどんリスクを避けるようになるし、誰かに何か言われるんじゃないかとばかり思って自分自身の行動を規制してしまう。ハリネズミ的な生き方になり全然楽じゃない。

4)お金を持たない人の話に耳を傾ける そうだよな、知識持ってる人の言葉には聞けばいちいち納得するのに最終的には身近な人の言葉のパワーの方が強い。親とか。でも、親って自分で何も経験してないのにアドバイスしてるよな。子供はそれに気付けない。

5)感謝しない 気付けば周囲からはいろいろ与えられているけれど、それをありがたいとは全然感じなくて不満ばかり言っている。世界や社会やいろいろな部分に問題山積みなのは確かだけど、それがわかるのって実は自分が何かやるべき事に自分で気付いているって事だよね。

興味あればYoutubeで探して欲しいけど、ジジイのダメさ加減が良くわかる動画でした。そうして観ていたら、キャサリンさんに盛大にバカにされた。それは全然構わないよ。だってここまで生きてきて知らない事や反省すべき事なんてまだまだ山ほどあるし。

ところで、フッと今思った。そうやっていつもバカにされるけど、これまで自分がやってきた事ってどの程度の事なんだろうか?仕事していれば工業分野の事ならある程度、特に専門的な事じゃなければどうにかできる気がする。知らない分野の仕事に就いた時でもだいたい3ヶ月程度あればなんとかやっていかれるまでになっていた。そしてあるポイントではそこで10年やってた人よりも先に行く事もあった。別に自慢じゃなくてその程度の学習能力が発揮できたと言う事。それでどうにか生きてこられたし、誰にも言わないけどよかったと言ってもらえた事もたまにはあった。こんなのじゃ全然不足なんだろうか?そうかも。その程度の人間なんて世の中には山ほどいるだろうし。まあいいや。それでも誰も幸せを感じないのは事実。自尊心クソ喰らえか。
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