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もんく [とある南端港街の住人になった人]

意地でもやらない、意地でずっとやる

以前にも書いた事があったけれど、
うちのエンジニア、意地でもスケジュールは立てないらしい。

今やってる工場、
遅れてるの? 進んでるの?
それで次の工場とか検収っていつやれるの?
そんな疑問点に絶対答えない。

要は自信が無い。
自分で決められない。
それをしてしまうと違った時自分のせいになると思っている。

だから答えはいつも
「XXXに聞いてみる。」
周りはそれに振り回されて右往左往しないといけない。
臆病にもほどがある。


が、そんな男にも自分でやるべき仕事と言う意識はちゃんとある。
まあ、マレーシアだから、自分の仕事は自分で守る。
他人に口出しされたくない。

だから無理が出ても助けてとは言ってこない。


それを良い事に、周りの誰も何もしてやらない。
実は笑顔で話す間柄でも、こう言うところはかなり冷たい。
それもマレーシアらしい。


今外国から工事のために人が来ている。
ホテルに泊めているので毎日送り迎えしないといけない。
朝食、昼食、夕食も面倒見ないといけない。

彼らが来る前はできる人が交代で、と誰もが言っていた。
が、蓋を開けてみると誰も何も言わないで放っておいている。
本人も大丈夫?と声をかけるが大丈夫だと言う。
これからさらに1ヶ月、彼はずっと誰の助けも無く、
早朝から夜遅くまで(こうでなければそんなに遅く帰る事はない)、
この仕事を続けるのだろうか?

多分、続けると思う。
ある意味見上げたものだ。

それとも、何かの意地か?


でも、それよりスケジュール立てろよ!
とも言いたい。
そんな苦労で帳消しにはならない事もある。
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