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もんく [とある南端港街の住人になった人]

社員旅行の前日に

今日が社員旅行前の最後の日なのでちょっといろいろやらないといけない。だって、来週からまた別の仕事が待っていてその前に準備しておかないとけないのだ。でも、今日は旅行前って事で残業が無くて工場の作業員はみんな5時半に帰る。最低限出来る事だけはしておかないと。それと修理なんかもだ。だいたい終わるようだが。


最近は現場管理人もまあまあちゃんと動くようになってきている。辞めたきゃ辞めろとは思っていたのだけれど、多少はわかってきたかもしれない。一応一通りの動きはできるようになったようだ。あくまでも一応ってところだけれども。


どこでも同じだろうけれど、人間を扱うってのはけっこう大変で、その先の本来の仕事にたどりつくまでが長い。異常に長い。いつでも有能な人だったり、所謂やる気がある人とか、それをするスキルがある人がいるわけではないし、ましてマレーシアなんかだと勝手が違うどころか教育のレベルやこれまでの経験のレベルなんかも全く違うし低い。そのために人間をどうにかセットアップするのに時間がかかる。月単位、年単位だったりする。

その間に辞めるとかって可能性も大きい。スキルなどから考えて辞めちゃっても別に惜しくも何ともないのは事実だし、また新しい人雇っても同じようなものだってのも事実。でも、そうしているといつまで経っても本来やりたい所に行けない。


上手い方法? あるかもしれないけれど、無いかもしれない。まあ、いろいろやってみてあきらめない事しかないんじゃないだろうか? マレーシア人が上司や会社に求める事ってのはお金と簡単な指示、そして出来そうな仕事内容なのかと思う。決して難しい事、新しく勉強しなきゃいけない事、挑戦みたいになってしまう事、努力する必要がある事じゃない。

でも、それにハイハイそうですか、ってわけにはいかない。ダメでも少しでも、少しづつ学び続けるようでないと。それって別にマレーシアに限った事じゃないわけだけど。そうしたわけで、少しづつ意識を変えるように変えるようにしていかないといけない。

だいたいの場合、それってのは失敗とかしないとチャンスはない。まずもって、失敗するの嫌いだからその機を捉えるのが大変なのだ。失敗するまえに何もしないから。


少し失敗した時にちゃんと失敗の原因を他人じゃなくてその本人の物に認識させないといけない。だいたいの場合、失敗は他人のせいで自分が悪いんじゃないって事になる。そうなるとそれを修正するのは困難だし、まあほぼ不可能。だって他人のダメってのは自分の中で何ともできるものじゃないから。このあたり、ポイントかと思う。

さて、あと数時間、やる事終わらせないと。
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