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もんく [とある南端港街の住人になった人]

”すいとん” を 世界に!

終戦記念日なので恒例の”すいとん”を食べている。

最近は政治に関わる問題で日本がまた軍事力を強化するのではないかとか、
悪くすると軍国主義国家になるのでないかとか懸念を持たれているとか、いないとか。

ニュースのコラムなんかを読んでいると「愛国心」と言うような言葉を使う人が
増えてきたように思うし、この前の参議院選挙の結果などを見ていても
日本人でもそうした心配をしなければならないのかなあ、と感じもする。

先日、オリンピック体操日本代表選手の言葉に「声が裏返るまで...」と報じられたのに対して
君が代否定論者に対して、彼らは日本国民の鏡的な発言を書いているコメンテーターまでいた。
本人は単に勝って表彰台にと言う意味でしか発言していなかったけれど...


ところで、「愛国心」って何だろう?
どんな感情なのだろう?

昔、「愛国心」と言うのは中国が使う言葉だと思っていた。
日本とは関係無いと。
放って置くとみんながバラバラになって何しでかすかわからないと思っている為政者が
国民に対してアイコクシン、アイコクシンと毎日お経を唱えるように言うものかと。

人の気持ちにはいろいろあって、恋愛感情なんかは歌になる位ポピュラーだし
多くの人が生活の中で容易に感じられる。
親や兄弟への愛とか、ペットへの愛情などもそう。
嫌悪感、猜疑心、悪い心も感じる事は可能だろう。

が、愛国心?
アイコクシン?
あいこくしん?
これはけっこう難しい。

地面に対して感じられるのは故郷を想う気持ち、郷愁、地元愛、そう言うのはまあ、わかる。
でも国に対してってどうなんだろう?

愛国心と言うときに、よくあるのが近隣国家への敵対心とセットになっている事。
日本だと韓国や中国、北朝鮮なんかがその対象になっていたりする。

でも、敵対心の別の呼び方が愛国心だとしたらちょっと変だ。
歴史の中で近隣国への敵対心を煽って愛国心にすり替えようとした国や人はいくつもある。
今もそうしているような所もありそうだ。


いずれにせよ、愛国心と言うのはかなり難解だと思う。
はっきり言って、自分にはわからない。

自分たちは自由で日本は自由な国だって言っているにも関わらず、
個人の気持ちを国と言う地面に縛り付けるようなものだとしたら、違和感を感じるし。
日本に生まれたからと言ってすなわちそこに愛情を持つべきとしたら、それは一体?
別にそんな事思う人も、思わない人もいろいろいて、不都合が無いように普通に生活できる。
それ以上に何が必要で愛国心なんて言わなければならないのか?


と、そんな事より、今日はすいとん食べましょう。
もう戦争で人が死ぬって状態をこれ以上作り出すのを止めて、
みんなですいとん食べましょう。
我ら日本人はすいとん食べてあの悲劇をもう起こさないように願ってますと、
すいとん食べましょう。
作り方は簡単です。
ちょっと練った小麦粉の塊をうどんでも味噌汁でも何でも良いからスープに入れて
すいとん食べましょう。
世界のみなさんもどうぞご一緒に。
(ツイッターとFacebookにはNHKの英語のレシピとともに英語で書きました。#Suiton)


写真は近所に来た昨夜の移動遊園地です。





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