もんく [とある南端港街の住人になった人]

ハラル食品の記事がNYタイムズに

NYタイムズに「イスラム食品市場を狙って 中国とマレーシアがタッグ 」と言う記事が出たそうだ。

現代ビジネスのサイトに日本語訳が出ていた。


今の仕事に就く前の2009年、世界的な不況でマレーシアでも仕事がなかなか出てこなかった。何時まで待っても何もないのでは仕方ないのでハラル食品の講習をマレーシアで受けようかと思った。けっこう真面目に思った。

日本人でハラル食品の資格を持っている人も多分少ないだろうし、マレーシアは世界で2番目にハラルに対して厳しいからマレーシアOKならほとんど世界中でOKのはず。それとマレーシアはハラル食品の工業生産にコミットしており、現在の工業技術力と経済力からすればイスラム世界に対する影響力はかなりのものになるに決まっている。もし将来そこに食品加工に優れた日本企業が入ればきっとすごいことになると予想できる。


ただ、残念なことにやはり日本企業は日本企業であってハラルに関心のある企業は未だに少ないようだ。そして今日見たNYタイムズに取り上げられているのは日本企業ではなく、案の定、勢いに乗って海外進出したい中国だった。

何と残念なことだろう。

今、北アフリカや中東のイスラムの国々でいろいろ混乱が起きている。きっとこれが収まると多くの新しい需要が生まれイスラム圏がこれまでより世界にとって(と言うより石油やテロのことしか気にしなかった国々にとって)もっと別の意味で重要性を増すだろう。


日本ももっとイスラム圏に関心を示した方が良いのじゃないだろうか。世界中にムスリムの人たちは20%もいて、その総人口は中国の人口と同じ位多いのだから。
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