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もんく [とある南端港街の住人になった人]

悪い差別と少し良い差別の違い

Twitterでマレーシアにも差別があるって話があった。そうなんだよね、実際マレーシアは差別意識が強く国だと感じている。(前にもそんな事書いた。)

特に外国人労働者には差別がひどい。そして差別されひどい扱いをされてもどこにも訴え出られないようにしたりもする。ビザ取ってやるからと言って働かせて実際には手続きせず働かせて給料払わないと言うのもある。ビザが出ていない場合は何をどこに訴え出ても訴えた本人が違法労働者で牢屋行きか強制送還になるかもしれないのだ。なので何されても何も言えない。

新聞などではインドネシア人家政婦さんへの暴力や監禁なんてのも書かれているし、時には殺されてしまう事もある。そう言うあからさまなイジメでなくとも単に怒る怒鳴るなんてのもよくある。


差別とか階層に基づく他人への良くない扱いと言うのはインドネシアなんかでも無いでは無かった。でも、何かちょっと違う気がする。よく考えると、インドネシアの場合はその上下位置の違いが彼ら上下どちらの階層にとっても収入の源泉になっていたようだった。

水は高いところと低いところが両方あるから流れるようなイメージ。お金の場合は逆だ。下は収入を得るために上に媚びへつらう。さらにその前にそのポジションをお金で買う。買うとその人は簡単に言うとお金を誰れかから巻き上げる権利を買った事になる。巻き上げたお金は上納金とし上に差し出す。社会全体がそんな風になっている。

つまり上下階層がポンプのような役割を果たす。良い悪いは別として。

マレーシアの場合は下にとってインドネシアのような合理性が無い。騙されたり搾取されるだけ。ただ耐えてビザが出るのを待ち、給料が出るのを待つだけ。怒られるながら。だからけっこう奴隷っぽい。見ているとちょっと辛い。

最近日本でも外国人研修生や入管で捕まった人に酷い扱いをしていると言うニュースもあるけれど、日本はこれから外国人を多く受け入れてもインドネシア的な階層にはならなくてマレーシア的ような事になってしまうのかなとこちらもちょっと懸念。そうならない事を祈ります。
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