閑(しず)かさや 岩にしみ入る 蝉の声
閑(しず)かさや 岩にしみ入る 蝉の声
古池や蛙飛び込む水の音
ともに芭蕉の有名な句である。この二つの句には想い出がある。
昔、外国人の学生を何人か代わる代わる、我が家に短期ホームステイさせていた頃、欧米系の外国人の学生二人から、時期は異なるものの、それぞれ‘これらの句’に関して質問を受けたことがあった。
「なぜ、蝉の声がするのに、閑かなのか?」
もう一人からは「蛙の飛び込む音がするのに、なぜ静寂を現すのか?」
彼らは「この世にオギャアと生まれてこの方、『神が全てを創りたもうた』などという欧米文化の下で育ち、実証主義 にドップリ浸かって育った」のだ。
その彼らに、簡単に非西洋世界の文化の特質を判りやすく説明できるわけがない。まして輩(やつがれ)は、自慢じゃあないが俳句など全く嗜まなず、且つそんな素養もない。
それにしても、蝉の鳴き声が盛んな今日この頃だ。ウルサイと思うか、風情があると受けとるかは人それぞれだろう。
「蝉の出す音は、実は鳴き声ではない」などという無粋な話をするつもりはない。また蝉についても知識が全くない。従って本稿の記述にも多くの間違いがあると思う。予めお許しを乞うておきたい。
★以下 おまけ↓
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ところで次のリンクをクリックすると、蝉の声が聞ける。
◆ツクツクホウシ
リンク元のURLは↓ http://www8.plala.or.jp/Hiragaki/javapage/applet/a_semi/semi.htm
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しかしナンダネ、ミンミンゼミというのは、「餃子屋」の回し者みたいだね。
「ジイジイ」鳴くのは、あれは何ゼミ? 人をつかまえては「ジイジイ、爺、爺…」って、ヤナ蝉だねえ……
06.08.23
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