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地図のいろいろ/旧江戸朱引内図

2013-08-24 13:49:38 | 日本の歴史
地図のいろいろ/旧江戸朱引内図

 朱引の範囲(大江戸)は「四里四方」といわれ、東は平井、亀戸周辺、西は代々木、角筈周辺、南は品川周辺、北は千住・板橋周辺まで。現在の山手線の周辺と隅田川東岸の下町地域(墨田区および江東区)を合わせた地域にほぼ一致する。
 江戸市域(大江戸)の範囲であり、「朱引内(しゅびきない)」、「御府内(ごふない)」などとも呼ばれる。

 これに対して墨引(すみびき)とは・・・朱引図(旧江戸朱引内図)には朱線と同時に黒線が引かれていた(写真・上;参照)。が、これは墨引と呼ばれ、町奉行所支配の範囲を示していた。
 墨引は、目黒付近で朱引の外側に突出する例外を除いて、朱引よりも更に内側の、江戸城を中心としたより小さな環状域である。

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