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チャリンコ
写真㊤:自転車工房
チャリンコという言葉を聞いて、何を思い浮かべるだろうか? チャリンコの意味は? と問い直してもよい。
自転車と答える人が一番多いだろう。
しかし筆者などは、真っ先に子供のスリ(下記 ★注 参照)を思い浮かべる。戦後一時、子供のスリをそう呼んだ時期があったのだ。
《 |
★注:次のような見解もある。↓ 「子供のスリ」の意味は、韓国語ではなくて、日本語です。江戸時代から昭和初期までは、「チャリンコ」といえは「子供のスリ」の意味でした。 もともと「ちゃり」とは、「こっけいな」「ふざけた」という意味で、歌舞伎のこっけいな場面を「ちゃり場」、変な声を「ちゃり声」、「こっけいな女」を「ちゃりめ」といい、縮めて「ちゃめ」で、ここから「おちゃめな」という言葉ができました。 「ちゃりんこ」は、「ふざけた子」(「~こ」は子供の意味)の意味で、そこから「子供のスリ」が「チャリンコ」となりました。 自転車を「チャリンコ」というのは、朝鮮語の「ちゃじょんご」とベルの「ちゃりんちゃりん」との類推で、昭和戦後初期に(たぶん大阪あたり)で生まれた言葉で、子供のスリのチャリンコとは直接の関係はないようです。》 |
ことは単純ではないようだ。時代や時期、地域によっての違いがあまりにも大きいからだ。
また「なぜ自転車をチャリンコと呼ぶようになったか」についても諸説あって定かではない。
「チャリンコ」というよりも、むしろ「ケッタ」と呼ぶ地域もある。愛知・岐阜などだ。語源としては、(ペダルを)蹴ったくる(蹴りまくる)からということらしい。
傑作なのは、「ケッタ」でWEB検索をすると、ちゃんと次のように自転車の部品メーカーのサイトが検索できることだ。
≪あさひ≫自転車・パーツが豊富 -
http://www.cb-asahi.co.jp/html/top-zitensya.html
一方、「ケッタマシーン」という言い方もある。「ケッタ」と「マシーン」の複合語で、「ケッタ」同様に自転車を指す地域と、バイク・原動機付き自転車のことを指す地域があるようだ。また「ケッタマシーン」は、マウンテンバイクのようなゴツイ自転車のことを指す地域もあるようだ。
広辞苑には「チャリンコ」として、①子供の掏摸(スリ)をいう隠語 ②自転車をいう俗語 とある。「ケッタ」は載っていない。
つくづく 言葉は生き物 だと思う。
06.11.20
相変わらず面白い記事ををピックアップされています。
お金がちゃりんことなりますね。
子供のスリの意もあるのですか、単に{ちっちゃなガキ}としても使えそうですね。
時と場所によって、言葉は変わるようです。
"けったい"な話ですね。
けったいを変換したら、「結滞」とでました。
iinaのイメージでは、「怪態」なのですが・・・。
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お金がちゃりんことなりますね。
子供のスリの意もあるのですか、単に{ちっちゃなガキ}としても使えそうですね。
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けったいを変換したら、「結滞」とでました。
iinaのイメージでは、「怪態」なのですが・・・。